大黒天物産は、「ラ・ムー」「ディオ」を西日本中心に急成長させているディスカウントストア企業で、その店舗数は企業の成長性を測る重要な指標です。
本記事では、大黒天物産の最新の店舗数や出店エリア、ラ・ムーとディオの出店状況、急成長を支えるSPF(製造小売業)まで解説します。
さらに、生鮮(精肉・鮮魚・青果・惣菜)の経験を活かして働ける店舗の広がりや、生鮮職としてのキャリアの選択肢まで整理し、転職先としての魅力を多角的に紹介します。
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目次
- 大黒天物産の店舗数は何店舗?【最新】
- 大黒天物産の全店舗数(最新は約250店舗規模)
- 大黒天物産の店舗数の推移と「高速多店舗化」
- 大黒天物産のフォーマット別の内訳
- ラ・ムーの店舗数(163店舗・主力の複合型大型店)
- ディオの店舗数(46店舗・先行ブランドのディスカウントストア)
- ザ・大黒天・ら・む~マート・バリュー100など
- 大黒天物産のエリア別の内訳
- 中国・近畿エリア
- 四国・九州エリア
- 東海・北陸・中部エリア
- 生鮮人材から見た「店の多さ」のメリット
- 通勤圏で生鮮売場を選びやすい
- 出店の増加=生鮮チーフ・バイヤーのポスト増
- 高速成長を支える「製造小売(SPF)」と生鮮の内製化
- ESLP
- RMセンター・物流網による生鮮の集中加工
- 大黒天物産の今後の出店計画と生鮮人材の需要
- 2026年5月期の出店計画
- 2035年700店舗ビジョンと生鮮採用の拡大
- 大黒天物産(ラ・ムー)の生鮮職へ転職するには
「大黒天物産の店舗数はどれくらい?」「ラ・ムーやディオがいくつあるのか知りたい」「大黒天物産の店舗数の推移を企業研究に役立てたい」——そう考えてこの記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。大黒天物産の店舗数は企業の成長性を測る重要な指標であり、特に生鮮(精肉・鮮魚・青果・惣菜)の経験を活かして転職を考えている方にとっては、「自宅から通える生鮮売場がどれだけあるか」「生鮮職としてのキャリアの選択肢がどれだけ広いか」に直結する情報です。
この記事では、大黒天物産の店舗数を最新の公式IR情報をもとに整理し、ラ・ムーをはじめとするフォーマット別の内訳、出店エリア、成長の理由、そして生鮮人材から見た大黒天物産の魅力までを解説します。
大黒天物産の店舗数は何店舗?【最新】

まずは結論として、大黒天物産の店舗数の最新データを押さえましょう。
大黒天物産の全店舗数(最新は約250店舗規模)
大黒天物産の店舗数は、2025年5月期末(2025年5月31日)時点で233店舗、2025年11月末時点では26府県243店舗まで拡大しています。
さらに最新の第3四半期(2026年2月28日時点)では、期初から18店舗もの新規出店を行っており、大黒天物産の店舗数は約250規模にまで成長しました。生鮮を扱う売場がこれだけのペースで増えているということは、生鮮人材の働き口とキャリアの選択肢がそれだけ広がっていることを意味します。
大黒天物産の店舗数の推移と「高速多店舗化」
大黒天物産の店舗数は、「高速多店舗化出店」という成長戦略のもとで急拡大を続けています。推移を時系列で見ると、その勢いがよく分かります。
| 時点 | 大黒天物産の店舗数 |
|---|---|
| 2025年5月末(第39期末) | 233 |
| 2025年11月末(中間期末) | 243(26府県) |
| 2026年2月末(第3四半期時点) | 約250規模(期初比+18) |
特に注目すべきは出店ペースです。公式サイトのIR情報を確認すると、前期(2025年5月期)は通期で19店舗の出店でしたが、今期は第3四半期までの9か月間で18店舗を出店しており、すでに前期1年分に迫る勢いとなっています。これほど速く伸びている小売企業は、業界でも稀です。
※出典:第39期年次報告書
新規出店のうち6つは100%センター供給型(SFO店舗)で、物流網を活かした効率的な出店が拡大スピードを支えています。産地からの最短定温物流による生鮮食品の鮮度向上も会社が公式に掲げる施策であり、大黒天物産では出店拡大と生鮮強化が両輪で進んでいます。
そもそも大黒天物産は、中国・関西の両センターの稼働率を上げてコスト削減を実現するために高速多店舗化出店を掲げている企業です。センターの稼働率向上が出店拡大の原動力になっている以上、今後も出店・成長のペースは維持されていくと考えられるでしょう。
大黒天物産のフォーマット別の内訳
大黒天物産の店舗数を理解するうえで欠かせないのが、フォーマット(業態)ごとの内訳です。公式サイトによると、大黒天物産はディスカウントストア(ラ・ムー、ディオ、ザ・大黒天、ディオマート)、生鮮を扱う100円ショップ「バリュー100」、コンビニ「ら・む~マート」など、複数の業態を展開しています
※出典:大黒天物産グループ公式サイト
ラ・ムーの店舗数(163店舗・主力の複合型大型店)

大黒天物産の中核を担うのが、複合型メガディスカウントランド「ラ・ムー」です。ラ・ムーは中間決算資料時点(2025年11月末)で163店舗と、グループ全体の過半を占めています。売場面積2,000㎡規模の大型店で、食品スーパーを核に他テナントも入る複合型の業態です。精肉・鮮魚・青果・惣菜をそろえた生鮮売場を備え、「200円弁当」に代表される惣菜の強さでも知られており、生鮮・惣菜の経験を持つ人材が活躍しやすいフォーマットです。
※出典:大黒天物産 事業内容
ディオの店舗数(46店舗・先行ブランドのディスカウントストア)
「ディオ」は、1997年に1号店を開いた大黒天物産の先行ブランドで、メガディスカウントストアに分類されます。店舗数は46店舗(2025年11月末時点)です。実は、後発のラ・ムーはこの「ディオで培ったノウハウを活かし、さらにスケールアップさせた」業態であり(大黒天物産 事業内容)、ディオが食品中心の単独型ディスカウントストアであるのに対し、ラ・ムーは大型・複合型へと発展した、という関係にあります。
ザ・大黒天・ら・む~マート・バリュー100など
このほか大黒天物産には、ディスカウントストアの「ザ・大黒天」「ディオマート」、生鮮を扱う100円ショップ「バリュー100」、コンビニ「ら・む~マート」といった業態もあります。フォーマットによって生鮮売場の規模は異なるため、生鮮職として応募する際は店舗の業態も確認しておくとよいでしょう。
| フォーマット | 店舗数 | 業態の特徴 |
|---|---|---|
| ラ・ムー | 163店 | 売場2,000㎡規模の複合型メガディスカウントランド。生鮮フルラインを備える主力業態 |
| ディオ | 46店 | 先行ブランドのメガディスカウントストア。単独型 |
| 小型店 | 22店 | バリュー100・ら・む~マート等の小型業態 |
| 小田商店 | 4店 | グループ会社 |
| マミーズ | 8店 | グループ会社(九州中心) |
| 合計 | 243店 | (連結・26府県) |
大黒天物産のエリア別の内訳

大黒天物産の店舗数は、地域によって大きく偏りがあります。エリア別の内訳を知ることは、「自分の住むエリアで生鮮職として働けるか」を判断するうえで重要です。
中国・近畿エリア
創業の地・岡山県を含む中国エリアは81店舗、近畿エリアは63店舗(いずれも2025年11月末時点)と、この2エリアだけで大黒天物産の過半を占めます。岡山県だけで46店舗と突出しており、生鮮職の求人もこのエリアに集中する傾向があります。

四国・九州エリア
四国は26店舗、九州は32店舗(2025年11月末時点)です。九州では福岡県を中心に拡大しており、今期も福岡県・熊本県への出店が続いています。
東海・北陸・中部エリア
東海14店舗・北陸14店舗・中部13店舗(2025年11月末時点)と、東日本側でも着実に増えています。富山県への初出店をはじめ、これまで空白だった地域への進出が成長を後押ししています。
| エリア | 合計 | ラ・ムー | ディオ | 小型店 | 小田商店 | マミーズ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 中国 | 81店 | 26店 | 34店 | 17店 | 4店 | — |
| 近畿 | 63店 | 54店 | 8店 | 1店 | — | — |
| 四国 | 26店 | 22店 | 4店 | — | — | — |
| 九州 | 32店 | 20店 | — | 4店 | — | 8店 |
| 東海 | 14店 | 14店 | — | — | — | — |
| 北陸 | 14店 | 14店 | — | — | — | — |
| 中部 | 13店 | 13店 | — | — | — | — |
| 合計 | 243店 | 163店 | 46店 | 22店 | 4店 | 8店 |
生鮮人材から見た「店の多さ」のメリット
ここからは、生鮮特化の視点で大黒天物産を捉え直します。大黒天物産の店舗数の多さは、生鮮職にとって具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。
通勤圏で生鮮売場を選びやすい
展開エリアが広いということは、生鮮(精肉・鮮魚・青果・惣菜)の経験を活かせる職場が、通勤圏内に複数ある可能性が高いということです。選択肢が限られる企業も多いなか、これだけ広く展開する大黒天物産なら、自宅から通いやすい生鮮売場を選びやすくなります。
出店の増加=生鮮チーフ・バイヤーのポスト増
出店が増えれば、その分だけ生鮮チーフや部門責任者、生鮮バイヤーといったポストも増えていきます。大黒天物産が高速で拡大しているということは、生鮮のプロとしてキャリアアップできる椅子が次々に生まれているということです。具体的な年収水準は大黒天物産の年収を解説した記事もあわせてご覧ください。
▼参考記事:
高速成長を支える「製造小売(SPF)」と生鮮の内製化

なぜ大黒天物産はこれほどのスピードで拡大できるのでしょうか。その答えは、生鮮を内製化する独自のビジネスモデルにあります。
ESLP(地域最安値)を支える生鮮のSPFモデル
大黒天物産はESLP(エブリデイ・セーム・ロープライス/地域最安値)を掲げ、SPF(製造小売)によって生鮮・惣菜を自社で製造・加工しています。中間流通を挟まず生鮮を内製化することで低価格を実現し、その圧倒的な安さが集客力となって出店拡大を支えています。
※出典:大黒天物産のSPF
RMセンター・物流網による生鮮の集中加工
大黒天物産は、中国・関西のRMセンター(プロセスセンター)で生鮮を集中加工し、各店へ供給する仕組みを構築しています。前述のSFO店舗(100%センター供給型)はこの仕組みを最大限に活用した業態で、コストを抑えながら拡大できる点が強みです。
大黒天物産の今後の出店計画と生鮮人材の需要
大黒天物産の店舗数は、これからさらに増えていく見込みです。今後の出店計画を確認しましょう。
2026年5月期の出店計画
中間決算資料によると、大黒天物産は2026年5月期下期にラ・ムー12を含む出店を計画しており、岐阜・岡山・福岡・山口・山梨・富山・長崎・長野・新潟・愛媛・大分などへの進出が予定されています。これにより、今期末の大黒天物産の店舗数は255店舗前後に達する見通しです。
2035年700店舗ビジョンと生鮮採用の拡大
大黒天物産は、長期ビジョンとして2035年に700店舗という目標を掲げています。これを実現するには生鮮(精肉・鮮魚・青果・惣菜)を担う人材の継続的な採用が不可欠であり、会社の成長とともに生鮮職の活躍の場も広がっていきます。大黒天物産の高速成長は、生鮮人材にとって追い風そのものといえるでしょう。
なお、売上規模については大黒天物産の売上高を解説した記事で、店長の仕事やキャリアについては大黒天物産の店長を解説した記事で詳しく紹介しています。
▼参考記事:
大黒天物産(ラ・ムー)の生鮮職へ転職するには
大黒天物産の店舗数は、2025年11月末で243店舗、直近の第3四半期では約250規模まで拡大し、今後も2035年に700店舗という目標へ向けて増え続けていきます。生鮮を扱う売場がこれだけ広がっているということは、生鮮(精肉・鮮魚・青果・惣菜)の経験を持つ人材にとって、通勤圏で職場を選びやすく、生鮮チーフやバイヤーへのキャリアアップのチャンスも豊富な環境が広がっているということです。
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