【2024年版】スーパーの年収ランキングトップ10を発表！

スーパー業界の年収ランキング

スーパー業界で年収が高い企業を紹介します。

年収の高いスーパートップ10

年収が高い企業をランキング形式で10社発表します。

順位	企業名	平均年間給与	特徴
1	エイチ・ツー・オー リテイリング	901万7,000円	イズミヤ・阪急オアシスを運営
2	イオン	862万4,025円	プライベートブランド「トップバリュ」19品目を値下げして話題に
3	セブン&アイ・ホールディングス	818万8,996円	イトーヨーカドーを傘下にもつ
4	ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス	800万円	2024年にいなげや（関東を中心に展開するスーパーマーケット大手チェーン）を完全子会社化
5	アクシアル リテイリング	781万4,000円	新潟本社のプライム上場企業
6	東急	776万7,497円	東急ストアを展開
7	フジ	716万7,000円	中四国を中心に店舗を構える
8	バローホールディングス	685万7,000円	全国320店舗のスーパーを運営
9	ローソン	682万1,000円	成城石井などを展開
10	ヤオコー	617万7,000円	埼玉県本社の関東大手スーパー

※各社の有価証券報告書を参考に作成（調査月：2024年9月）

ランクインしたスーパーは、いずれも平均年間給与が600万円以上です。ホールディングスや持ち株会社が多いため、平均年収が高くなりやすいことはご留意ください。

また、上記ランキングは有価証券報告書を参考に作成しました。上場していないスーパーでより平均年収が高い企業もある可能性もあること、ご留意ください。

専門の転職エージェントであれば、有価証券報告書には表現されないよりリアルな実態を把握している場合があります。転職を検討している場合は、一度相談してみると良いでしょう。

ヤオコーの平均年収は高い

年収の高いスーパーランキングで注目したいポイントは、ヤオコーの平均年収の高さです。ヤオコーは持ち株会社でないにも関わらず、年収が617万7,000円あります。

ヤオコーは東証プライム上場企業で、35年連続で増収増益を続けている勢いのあるスーパーです。福利厚生が充実していることも特徴です。基本給の8％の個人負担で入れる社員寮や社員食堂が設置されています。「健康経営優良法人2024」にも認定されました。

日本の平均年収以上のスーパーはある

国税庁の調査によると、日本の平均年収は458万円です（※1）。スーパー業界の年収ランキングにランクインした企業の平均年収は、日本の平均以上であることが分かりました。

ランキング上位10社にランクインしていないスーパーのなかにも、日本の平均年収以上のところは多いです。スーパーに鮮魚店を出店している魚力の平均年収は599万4,321円で、関西を中心にスーパーを出店している関西フードマーケットは平均年収568万6,000円でした。

※1.令和４年分　民間給与実態統計調査｜国税庁

また、ロピアはチーフ職は、平均年収は700万を超えるとも言われています。

スーパー業界の年収に影響する要素

スーパー業界の年収に影響を与える要素を紹介します。

企業の規模の大きさ

企業規模の大きさは年収に影響します。一般的に、企業規模の大きいスーパーのほうが、年収も高くなりやすいです。スケールメリットがあるからです。

スケールメリットとは、事業の規模（スケール）が大きくなることで、得られるメリットも大きくなることです。

スーパーの場合、企業規模が大きいことで生産性が上がりやすくなり、知名度も向上しやすくなります。利益が上がることで、従業員へ給料として還元しやすくなります。

担当する仕事内容

担当する仕事内容も年収に影響します。各種手当などの関係で年収に差がつくからです。スーパーの場合、専門性を求められる畜産や鮮魚の担当者や、店長、スーパーバイザー、バイヤーなどの年収が高いです。

畜産や鮮魚の担当者には、職能手当という専門的な技術に対する手当がつくスーパーも多いです。スーパーバイザーとは、鮮魚など特定分野のエキスパートのことです。複数店舗をまわって売り場づくりのアドバイスを行う重要な職種のため、年収が高くなりやすいです。

また、スーパーマーケットが属する小売り業界には「バイヤー」というポジションがあります。

バイヤーはいわゆる商品の仕入れ担当者ですが、全国に展開しているような大手スーパーマーケットのバイヤーポジションは物流の流れや各部門との交渉、販売プロセスの管理など掌握する業務範囲が広く、また扱う取引の金額も多くなり、年収も高くなりやすいです。

昇進の機会の有無

昇進の機会の有無も年収に大きな影響を与えます。昇進することで給料が上がり、年収もアップするからです。

たとえば、年収ランキング10位にランクインしているヤオコーの場合、初級職から上級職、管理職に昇格する全10等級の等級制度があります。目安として、入社5年目で27歳の5等級の場合、年収526万円が見込まれています。

そのほか、ロピアは年功序列ではなく実力があれば若手でも高い年収が得られる報酬体系を導入しています。売り場の部門責任者など責任と裁量の大きい仕事を任された場合、20代でも年収が1,000万を超える可能性があります。

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昇給の機会がしっかり設けられているスーパーの場合、仕事のモチベーションも上がりやすくなります。

昇給の機会が多いスーパーについてもっと知りたい方や、転職を検討している方は、業界に特化しており、就労環境に詳しい専門エージェントに相談するのもおすすめです。

スーパー業界の年収以外の魅力をチェック

「転職が成功した」といえる要因は必ずしも年収だけではありません。

• 家庭の事情で転勤が難しい人が転勤がない企業に転職できた
• 年収は多少下がったがその分残業も減らすことができ、家族との時間を設けられ人生の幸福度が上がった

など、年収以外の要因で転職に成功する人もいます。

「年収」「残業時間」「昇進の機会」「働きやすさ」などどれをどのようなバランスで得ていきたいのか、人によって様々ですので、年収だけにとらわれず転職エージェントに相談してみると良いでしょう。

スーパー業界の年収以外の魅力を紹介します。

福利厚生が整っているか

スーパー業界で魅力的な企業を探す際は、年収だけでなく福利厚生もチェックしましょう。福利厚生には、以下のようなものがあります。

福利厚生の種類	例
休暇に関するもの	育児休暇介護休暇看護休暇特別休暇（赴任や結婚など）永年勤続休暇（20年や30年など節目ごと）
住宅に関するもの	住宅手当社員寮引っ越し費用の補助
子育てに関するもの	短時間勤務制度事業所内保育園

福利厚生が整っている場合、自身の希望に沿った働き方ができます。

働きやすい職場環境か

働きやすい環境のスーパーかどうかは、仕事を続けるうえで大切です。働きやすさに影響する要因を紹介します。

• 人間関係の良さ
• 希望の職種で働けること
• 会社が従業員の心身の健康に配慮する
• 人事担当者など本社の管理部門が現場の従業員の意見を聞く
• 転勤の有無

会社が従業員の健康に気を配ってくれる場合、有給休暇が取得しやすかったり、各種健康診断が受けられたりするケースが多いです。休暇制度を調べる際は、取得率なども合わせてチェックしましょう。

社内教育が充実しているか

下表のような社内教育が充実しているスーパーの場合、仕事を通じてスキルアップできます。

教育制度の種類	内容
部門別研修	精肉や鮮魚など各部門の専門知識や技術を学ぶ
OJT	各部門で、チーフなど上司のもと仕事の仕方を学ぶ
コーチング研修	チーフや店長など部下を指導するノウハウを学ぶ
社外研修	社外の精肉工場や牧場などに出かけて、肉牛や加工の工程を学ぶ
海外研修	海外のスーパーに趣き、動向を視察する

新入社員の研修だけでなく、キャリア採用した社員向けの研修も多いです。

年収が高いスーパーに転職する方法

年収が高いスーパーに転職する方法を紹介します。

企業研究をして年収を確認

高年収のスーパーに転職するために、企業研究をして以下の項目を確認し、比較検討しましょう。

項目	ポイント
年収	スーパー店員の平均年収は、361万円（※2）
賞与	賞与の有無。(株)ライフコーポレーションは平均4.1ヶ月支給
各種手当の有無	チーフや店長は役職手当がつくスーパーも多い
労働時間	シフト制の場合、早番や遅番の時間を確認
休日	従業員の多いスーパーは土日祝に休みが取りやすい。(株)平和堂の年間休日平均は122日
福利厚生	自身が利用したい福利厚生があるか確認

（2024年10月現在）

スーパーによっては、年収ではなく月給が記載されているところもあります。その場合、賞与や各種手当を確認して、おおよその年収を計算しましょう。

※2.スーパー定員｜厚生労働省

自己分析で自身の強みを再確認

自己分析では、これまでの仕事内容を棚卸しし、これから何がしたいか考えます。スーパー業界で評価される実務経験やキャリアプランがあれば、より好条件で採用されやすくなります。

未経験者歓迎のスーパーは多いですが、下記の経験などがある場合はより歓迎されます。

項目	具体例
実務経験	精肉や鮮魚部門の場合、加工や鮮度管理の実務経験小売業の経験販売業務や接客業務の経験
人柄	お客様の立場で考えて行動できるチームワークを大切にする多様な価値観を尊重する
やりたいこと	地元で活躍したい（とくに地域密着型スーパーの場合）食に興味関心があるホスピタリティのある仕事がしたい

これらの経験やキャリアプランがあれば、面接でアピールしましょう。

転職エージェントを活用する

スーパー業界の企業研究や自己分析は、時間がかかったりやり方にコツが必要だったりするものです。「仕事が忙しくて自分でする時間がない」方は、生鮮業界に特化した転職エージェントを利用するのもひとつの方法です。

転職エージェントを活用することで、以下のメリットがあります。

• スーパー業界の企業の年収が把握できる
• 自己分析や経歴の棚卸しの支援が受けられる
• 職務経歴書の作成支援がある
• 模擬面接が受けれる
• 面接後のフィードバックが得られる
• 内定が出た場合、年収交渉を代行してもらえる

転職エージェントを活用することで、企業研究の手間が省けます。また、スーパー業界で評価される強みが見つかりやすくなるため、内定率が上がりやすくなります。

年収も含め、よりよい労働環境へ

スーパー業界には、日本の平均年収より高年収の企業があります。しかし年収だけにはとらわれずに、スーパー業界で転職先を選ぶ際は、福利厚生や休日など待遇面についても確認しましょう。

企業の年収や待遇を確認する時間がとれない方は、お気軽にスーパーや生鮮業界に特化した転職エージェントにご相談ください。スーパー業界で正社員の年収が高いおすすめの就職先などをお伝えします。