ロピアの特徴を解説!強みや業務内容について企業研究

更新日: 2024/04/24

公開日: 2024/04/24

ロピアの企業研究をしていて「ロピアの特徴が知りたい」「ロピアの強みは何?」「将来性は?」と考える転職希望者は多いものです。
本記事では、ロピアの特徴と事業内容、強みなどについてくわしく解説します。ロピアの転職活動で役立つ求められる人物像や選考対策、スーパー業界のニュースなども紹介するので、参考にしてください。

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目次

  • ロピアの特徴
    • ロピアとは?ロピアの概要と事業内容
    • 急成長したロピアの近年の沿革
    • ロピアの販売戦略
    • ロピアは「100%売場主導」。そして現場チーフの裁量が大きい
    • 商品の企画開発ができる
  • ロピアの業績と将来性
    • ロピアの売上業績
    • ロピアの将来性
    • ロピアの統計データ
  • ロピアの仕事内容や求める人材像
    • ロピアの仕事内容
    • ロピアが求める人物像
    • ロピアの選考対策
  • スーパーマーケット業界のニュース
    • 2023年上半期売上高は前年比プラス
    • デジタル化と惣菜で粗利確保
    • 身だしなみ多様化の動き
  • ロピアの強みは挑戦できる環境

ロピアの特徴

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ロピアの特徴についてくわしく解説します。

ロピアとは?ロピアの概要と事業内容

ロピアは1971年に神奈川県藤沢市で「肉の宝屋」として創業しました。現在は、食品スーパーマーケットの運営と製造販売を中心に事業を展開しています。会社概要は下記のとおりです。

社名株式会社 ロピア
年商3,401億円(2023年2月期)
成長力生鮮部門の対前年比総売上高の伸び率が全国1位(2015~2021年連続)
社員の平均年収30.4歳(2023年4月現在)
正社員数約1,720名(2023年4月現在)
現在の店舗数87店舗(2023年現在)

2024年の新卒採用人数は101~200名を予定しており、ここ10年で成長した非常に勢いのある企業です。

急成長したロピアの近年の沿革

ロピアはここ10年で大きな成長を遂げました。その成長の背景にあるのは積極的なM&A他事業展開です。

2代目である高木勇輔氏が2013年に社長に就任。高木勇輔氏が就任当時の売上高は501億円で、2023年ロピアの2023年2月のグループ合計の売上業績は3,401億円まで約6.7倍まで売上を伸ばしています。

▼ロピアのM&Aや他事業展開のトピック

2016年惣菜製造会社である利恵産業をグループ傘下に加える
2019年外食事業会社のeatopia(イートピア)を立ち上げ
2019年焼肉店の「銀座山科」(客単価1万9000円)をオープン
2020年一つ星の熟成肉料理店「小石川中勢以」をM&A。
2021年鶏肉の加工販売を手掛ける甲斐食産、酪農業を営む斉藤牧場などをグループに加える
2022年埼玉を中心に首都圏展開していた スーパーバリューで資本業務提携契約を締結、その後スーパーバリューを連結子会社化
2023年台湾に進出

画像出典:ロピア公式HPより ルピアはスーパーだけではなく農業や畜産業、製造開発業、飲食事業、輸出入業をグループ傘下に加え、食品総合流通業を目指す

ロピアの販売戦略

ロピアは「同じ商品ならより安く、同じ価格ならより良いものを」をモットーに掲げ、例えば飲料は常温で売るといったコスト削減策で低価格を実現しています。
その他の特徴として、家族層をターゲットに「1キロ近く精肉のパック詰め」など大容量品を展開。プライベートブランドやピザなどの総菜も人気です。すしや冷凍総菜を充実させることで、高齢者や単身世帯のニーズにも応えています。

ロピアは「100%売場主導」。そして現場チーフの裁量が大きい

ロピアの特徴は「100%売場主導」という方針をとっていることです。「100%売場主導」とは、売場のチーフに裁量権があり、売場主導で買付けや販売をするという方針です。

一般的なスーパーマーケットは、本部にマーチャンダイザー(MD)という企画の部署があり、そこで商品を企画して店舗で売るという手法をとっています。
ロピアの場合は、本部にMDと企画開発の部署を設けていません。精肉や鮮魚など、各売り場のチーフが商品の買付けや販売方法の決定、商品開発を行ないます。売場のチーフが裁量権や決定権をもつことができるため、売場主導で働くことができます。

商品の企画開発ができる

ロピアのプライベートブランドの商品(PB商品)には、自社製ウインナーなどのほかに、チーフプロデュース商品があります。チーフプロデュース商品とは、精肉、青果、惣菜などの各部門のチーフが長となり、企画開発した商品です。

チーフプロデュース商品の商品名には、各売場のチーフの名前がつけられます。開発した商品が人気になると、ロピアの全国の店頭にチーフの名前を冠した商品が並ぶことになります。

ロピアのチーフは、商品に自分の商品に対するこだわりや個性を反映させることが可能です。

ロピアの業績と将来性

上向き矢印と手のポーズ

ロピアの業績と将来性についてデータを用いて紹介します。

ロピアの売上業績

ロピアの2023年2月のグループ合計の売上業績は、3,401億円で過去最高を更新しました。2023年は、ホームセンターを展開するスーパーバリューと生鮮食品の販売で知られるアキダイを子会社化し、ロピアを運営するOICグループは拡大を遂げました。

2023年9月にロピアの店舗数は合計87店舗に増えて、さらに成長を続けています。2024年2月の売上業績のグループ合同計画は4,022億円で、最高売上高の再更新を予定しています。

ロピアの将来性

ロピアは2027年にはグループ売上高を1兆円、2031年には2兆円に引き上げる計画を立てています。

ロピアは続々と新店舗をオープンしているため、売上高と知名度が向上していくと期待されています。また、ロピアが運営するスーパーマーケットは食品を扱っているため、いわば地域のインフラのような存在です。そのため、業績が急には下がりにくいと考えられています。

グループ企業の増加により、ロピアの社員は小売業の枠を超えたキャリアが築ける可能性もあり、従業員にとっても魅力的な職場環境です。そのため、ロピアの将来性には期待が寄せられています。

ロピアの統計データ

ロピアの社員の年齢やチーフまでの最速年数など、統計データを紹介します。

チーフの平均給与711万円(2022年2月期)
チーフまでの最速年数1年6カ月
最年少チーフの年齢23歳
部長までの最速年数8年
月平均所定外労働時間34.5時間(2022年実績)
2022年の新卒採用者数(男女別)男性109名、女性108名(合計217名)

ロピアは、最速1年6ヶ月でチーフになれる職場環境です。1番若い執行役員は39歳です。経営層に若い世代が多く、新鮮な発想が受け入れられやすく活気のある職場環境といわれています。

ロピアの仕事内容や求める人材像

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ロピアのチーフ候補の仕事内容と求める人材像について分かりやすく解説します。

ロピアの仕事内容

ロピアの社員の仕事内容は幅広くありますが、チーフ候補の仕事内容の一例を紹介します。

ロピアの公式サイトのキャリア採用のページによると、チーフ候補の仕事内容は、売場づくりや商談、商品の仕入れ、販売促進活動などです。ロピアの経営理念である「同じ商品ならより安く」「同じ価格ならより良いものを」を形にしていくことが仕事です。

ロピアは研修制度が充実しているため、仕事の基礎から学んで自分の力を伸ばしていけます。

ロピアが求める人物像

ロピアには多彩なグループ企業と部署があるため、配属先や配属ポストによって求める人材像は異なりますが、キャリア採用のチーフ候補の募集ページには、こちらのように書かれています。

“裁量を持ち自身で思考と努力できる方に向いています。”

精肉/鮮魚/青果/惣菜/食品/店舗管理など各部門のスペシャリストを目指していただきます。成果に応じて、給与への反映が大きい点も特徴です。

共にお客様満足を追求し、成長を楽しめる方のご応募をお待ちしています!

引用元:株式会社ロピア キャリア採用

「自発的に動ける」「スペシャリストを目指している」「成長を楽しめる」方が、各部門のチーフ候補に求められる人材像にそっている可能性が高いです。

ロピアのチーフは本部から指示を受けて行動するのではなく、チーフ自らの裁量で買付けを行い、販売価格を決めて、商品開発を行ないます。チーフに裁量権があるため、ロピアは自分で考えて行動できる人材を求めている印象です。

また、各部門のスペシャリストとして働き、自身と店舗の成長を楽しめる方が向いているといえます。

ロピアの選考対策

ロピアのキャリア採用のページによると、下記の選考フローが予定されています。ただし、選考フローは変更される可能性もあるため、あらかじめご承知おきください。

面接回数2回程度(目安)
筆記試験

出典:株式会社ロピア キャリア採用

ロピアの面接では、入社意欲や成長意欲、自発的に行動できる人間性などをアピールするといいでしょう。履歴書や職務経歴書には、応募する職種で活かせる経験を盛り込むようにします。

転職エージェントを活用した場合、転職エージェント担当者から推薦してもらえることがあります。

スーパーマーケット業界のニュース

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業界研究に使えるスーパーマーケット業界のニュースを紹介します。

2023年上半期売上高は前年比プラス

2023年上半期、スーパーマーケット業界の売上高は前年の同期を上回りました。売上高が上昇した理由には、販売単価が上がったことと惣菜のニーズが増えたことがあると考えられます。

まず、原材料価格が上昇したため、商品の販売単価も押し上げられて売上高の増加につながったとみられています。

また、物価の上昇にともない、一般家庭では節約志向が高まりました。「外食する代わりにスーパーマーケットで惣菜を買おう」「自宅で調理しよう」と惣菜や簡便食品などをスーパーマーケットで買い求める人が増えたことも要因のひとつです。

これらの原材料価格の変動や消費者行動の変化が、スーパーマーケット業界全体の売上高に寄与したと思われます。

デジタル化と惣菜で粗利確保

2023年のスーパーマーケット業界では、売上高が伸びた企業とそうでない企業とに分かれました。

売上高が伸びた企業の成功要因は、セルフレジの活用や商品発注の自動化など、デジタル技術の効果的な導入にあります。これによりコスト削減が実現し、企業の収益向上につながりました。

また、一部のスーパーマーケットでは質の高い惣菜の提供に注力し、粗利の確保につなげました。惣菜は味や調理方法などでオリジナリティを出しやすいものです。惣菜の独自性が、ほかのスーパーマーケットとの差別化をはかり、顧客をつかむ要因になりました。

成功したスーパーマーケットはこれらデジタル技術の活用と商品戦略の組み合わせによって競争力を高め、業績向上につなげたと考えられます。

身だしなみ多様化の動き

スーパーマーケット業界では、店舗にもよりますが従業員の身だしなみルールを緩和する動きがみられます。身だしなみルールが見直されている背景には、従業員の多様性を尊重する取り組みと人材確保に向けた試みがあります。

スーパーマーケット業界は従業員のヘアカラーやアクセサリーなどを認めることで、一人ひとりの多様性を認めようという考えが広がっています。

また、従業員の多様性を尊重することで、身だしなみの制約によってスーパーマーケットで働くことを諦める人材が減少する可能性があります。これによって人手不足で悩むスーパーマーケット業界は人材確保につなげたいと考えています。

このようにスーパーマーケット業界では、身だしなみをはじめ従業員の希望が伝えやすい傾向にあるため、働きやすさも向上しています。

ロピアの強みは挑戦できる環境

ロピアの特徴について解説しました。ロピアは「100%売上主義」で、従業員の主体性や強みが活かしやすい傾向にあります。

2023年の売上高は3,401億円億円を突破しており、2031年には2兆円を目指しています。チーフの平均年収711万円で高年収であることも魅力です。スーパーマーケット業界への転職を考えている方は、ロピアを転職先の候補にあげてみませんか。

執筆者

フードコネクト運営事務局

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