マミーマートの年収をくわしく解説！チーフの平均は600万

スーパーマーケット業界で高い成長率を誇る株式会社マミーマートの年収について分かりやすく解説します。チーフや30歳の平均年収にくわえ、新卒採用とキャリア採用の給料についても紹介。

残業代や競合他社との比較、マミーマートの年収が高い理由もふれました。2030年に売上3000億円を目指すマミーマートへの転職を考えている方は参考にしてください。

マミーマートの平均年収

さまざまなデータをもとにマミーマートの平均年収やチーフの平均年収について紹介します。

マミーマートの平均年収は約590万円

マミーマートの平均年収と従業員データ

マミーマートの有価証券報告書（2024年9月期のP7）によると、従業員の平均年間給与は5,904千円（約590万円）です。この金額には基本給に加えて賞与も含まれており、全体的な給与水準の参考になります。年収590万円は、小売業界の平均年収より高い水準です。マミーマートは業績が好調のため、給与水準も高い傾向にあると考えられます。

また、同資料によると、従業員数は977人（臨時従業員を除く）、平均年齢は41.4歳、平均勤続年数は12.1年です。これは長期的に安定した雇用環境と、従業員の定着率の高さを示しています。

過去のデータと比較すると、たとえば2015年9月期の平均給与は約5,153千円（約515万円）であり、約75万円の上昇が見られます。業績の堅調な推移とともに、従業員の処遇も着実に改善されていると読み取れます。

さらに、マミーマートは近年、売上や利益を順調に伸ばし続けており、それに伴って給与水準も業界平均よりやや高い水準を維持していると考えられます。

チーフ職（売り場責任者・チーフ上位職）の平均は600万円

チーフ職（売り場責任者）の年収水準

以下の年収情報は、dodaやOpenWorkなどの転職情報サイトに掲載されていた過去の求人情報や社員の口コミに基づく年収です。公式なIR資料（有価証券報告書など）ではチーフ単体の年収は明示されていないため、実際の金額は勤務形態、実績などによって前後する可能性があります。

マミーマートにおけるチーフ（売り場責任者）の年収は、経験年数や職歴に応じて異なりますが、以下の通り概ね420万円〜520万円前後が目安とされます。

年収事例（チーフ）

年齢・職歴	年収（概算）
チーフ（30歳）	約420万円
チーフ（就任3年目）	約450万円
チーフ（売り場責任者・30歳）	約465万円
チーフ（35歳）	約521万円

このように、30代前半〜中盤で450〜520万円前後というケースが多く、マミーマートにおける現場責任者層としては安定した給与水準といえます。公式サイトでは就職2年目でサブチーフに昇格している例も見られます。実力や成果に応じてしっかりと評価してくれる様子が伺えます。

チーフ上位職の年収

マミーマートでは、チーフ職の上位に副店長や店長職があり、それぞれ以下のような年収例が確認されています。

年齢・職歴	年収（概算）
副店長（35歳）	約598万円
店長（40歳）	約732万円

チーフ職からの昇進により、600万円以上の年収も見込めることから、キャリアアップによる待遇改善の余地も大きいといえます。

マミーマートの店舗マネージャー（チーフ）職は大きな裁量を持つため、給与も高めに設定されています。一般に店長やマネージャークラスに昇進すると大幅に収入がアップし、年収が600～800万円台に達する例も少なくありません。企業情報サイトなどでは、マミーマートのチーフ職の平均年収はおおよそ700万円前後と言われ、実績や賞与次第では800万円を超えるケースも見られます（※公式資料での具体的な開示はありません）。職務範囲が広く業績貢献度も高いため、特にチーフ職以上では高年収が期待できます。

マミーマートの職種別の平均年収

マミーマートには、販売職（総合職）や本部スタッフ（バイヤー、商品開発、販売促進など）といった職種がありますが、公式情報では職種ごとの平均年収は公表されていません。

通常は、販売職として店舗の生鮮部門を経験した後、本部スタッフへキャリアアップする流れとなっており、一般的には本部スタッフ（バイヤー・企画系）の方が、店舗勤務（販売系）よりも年収が高くなる傾向があります。

ただし、マミーマートでは、店舗勤務のままでもチーフや店長など、リーダー職へ昇進する道があり、販売系でも長く勤務することで昇給が期待できます。

公式な職種別の年収データはないものの、一般的には役職や等級が上がるほど年収が高くなる傾向にあると考えられます。

マミーマートの新卒と中途採用の年収

マミーマートの新卒と中途採用の年収について解説します。

マミーマートの新卒採用社員の年収

マミーマートの新卒採用情報によると、マミーマートの新卒採用の初任給は下表のとおりです。推定年収は、月額に12（ヶ月）をかけて算出しました。

対象	月給	推定年収※（賞与含まず）
大学卒	280,000円	約3,360,000円
短大・専門卒	244,000円	約2,928,000円
高校卒	244,000円	約2,928,000円

※推定年収は月給×12ヶ月で算出した概算です。実際の年収は賞与・手当等により上下します。

「統計・データでみるスーパーマーケット」の調査によると、大卒の平均初任給は212,154円です。マミーマートの初任給は平均より高く設定されていることが分かります（※1）。

このように、マミーマートの新卒初任給は業界平均よりやや高めに設定されており、賞与込みでは大学卒で年収350万円程度が目安となるでしょう。

※1.出典：統計・データでみるスーパーマーケット （http://www.j-sosm.jp/numeral/2024_3_2_1.html）

マミーマートのキャリア採用社員の年収

キャリア採用（中途採用）の給与は経験や役職によって幅があります。

マミーマートの公式サイトの募集要項では、チーフ候補職の基本給が約28万円~40万円とされています。これを12カ月分で計算すると年収336万円~480万円になります。

上記の金額に加えて、年2〜3回の賞与、通勤手当など各種手当や残業代が加わります。経験や前職の給与を考慮して決定されるため、幹部候補やバイヤーなどはさらなる高収入になる可能性があります。

社内では実績次第で年収アップできる制度が整っており、キャリア入社でも早期昇進した例も報告されています。

マミーマートの30歳平均年収は500万円台

マミーマートの公式情報では、30歳時点の平均年収は明示されていませんが、参考になるデータは存在します。

たとえば、Yahoo!しごとカタログに寄せられた104名の回答をもとにすると、30代の平均年収は約421万円とされています。

一方、マミーマートのキャリアステップでは、入社3〜5年でチーフ（売場責任者）、7年で店長へ昇進するケースもあり、30代のうちにリーダー職に就く人も少なくありません。実際に、チーフで年収450〜520万円、店長で700万円前後の事例も確認されています。

このような昇進の可能性や報酬体系を踏まえると、30歳前後で年収500万円〜600万円を得ている社員が一定数存在することが想定されます。これは、国税庁の民間給与実態調査(P21)による30歳前後の全国平均年収（約425万円）を上回る水準です。

マミーマートでは、若いうちから責任あるポジションに就きやすい企業風土があり、30代前半での高年収も現実的な選択肢といえるでしょう。

マミーマートの残業代とボーナス

マミーマートの残業代とボーナスについて解説します。

マミーマートの残業代

マミーマートでは残業代は実労働時間に応じて支給されます。同社の採用情報には「固定残業代制は採用していない」と明記されており、超過分は別途手当が支払われます （※外部求人サイトによる情報）。つまり、定められた勤務時間を超えた分の残業手当は実労働に応じて支給されます。

マミーマートのボーナス

マミーマートは年2回の賞与（6月・12月）を支給すると公表されています。賞与額は業績連動で変動しますが、業績好調な近年は昨年比で増加傾向にあります。昇給は年1回（4月）行われます。ただし、賞与は会社の業績や社員のキャリア、実績に応じて変動しやすいもののため、参考程度にとらえてください。

マミーマートの福利厚生

マミーマートは福利厚生が充実しており、従業員の生活をサポートしています。マミーマートの福利厚生の一例を紹介します。

制度名	内容
奨学金返済支援制度	月額15,000円を最長5年間支給（最大90万円）で奨学金の返済をサポート
社宅制度（転居を伴う異動時）	家賃は月額15,000円（給与天引き）。遠方配属時の住居支援
住宅手当	あり。社宅制度との併用には月額30,000円支給
退職金制度	在職年数に応じて退職時に一時金が支給される制度
確定拠出年金制度	社員の資産形成を支援するための企業型年金制度
子育て応援推進手当	子どもが1歳になるまで育休中も月給100%を支給
5連休取得推進手当	年2回、5連休取得で1回あたり10,000円支給
社員買物割引制度	自社店舗での買い物が割引価格で利用可能
資格手当	食品衛生管理者など、会社指定の資格取得で手当が支給される

小売業界の平均年収は409.6万円

小売業界の平均年収やマミーマートと競合他社の年収を比較します。

マミーマートと競合他社の年収を比較

国税庁の調査(P4)によると、小売業界の平均年収は約4,096千円（約410万円）です。 前述したとおり、公式サイトによるマミーマートの平均年収は5,904千円（約590万円）のため、マミーマートは小売業回の中でも高い年収水準と分かります。

そのほか、マミーマートの競合他社の年収を紹介します。

会社名	平均年収	平均年齢
株式会社与野フードセンター（エコスグループ）	487万円	40.1歳
イオン株式会社	947万1,912円	49.1歳
マルエツ（ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社）	700万円	47.5歳
ヤオコー株式会社	636万円	40.0歳

各社のデータは、有価証券報告書を参照しました。

マミーマートは、業界大手のイオン株式会社より平均年収が低いものの、平均年齢も若いです。

マミーマートの平均年齢と月平均所定外労働時間

マミーマート公式サイトなどから、マミーマートの従業員の平均年齢や所定外労働時間など、労働状況について紹介します。

平均年齢	41.4歳
月平均の所定外労働時間	28.5時間
休日日数	116日（有給休暇を含まず）

上記のことから、マミーマートは「年収が高いのは残業が多すぎるから」「ベテラン社員が多いから年収が高い」わけではないことが分かります。完全週休二日制を採用していて、有給休暇も10日以上あります。

固定残業代制を採用しないため毎月実績分だけ支払われる一方、月平均所定外労働時間は約30時間程度にとどまっており、長時間労働が年収増の主因とはなっていません。

また、完全週休二日制で、季節休暇や誕生日休暇もあり、年間休日も約116日と多めの設定です。

以上から、マミーマートの高い年収水準は残業時間や勤続年数だけでなく、成長企業としての業績と評価制度によるところが大きいと言えます。

マミーマートの年収が高い理由

マミーマートの年収水準が高めに維持されている背景には、近年の業績向上と高い成長性が挙げられます。

マミーマートは、2025年に売上高1,936億円と過去最高を更新し、2030年には売上高3000億円以上の企業を目指しています。新業態展開で顧客層を拡大させました。

マミーマートは現場主義で、従業員の裁量権が大きいです。また、研修制度が整備されていて、社員のスキル向上の支援に積極的です。その結果、平均年収が全体的に高くなります。

マミーマートは社員のスキル向上を重視しているため、さらなる売上拡大に期待が寄せられています。

マミーマートの平均年収は高い傾向にある

マミーマートの年収についてくわしく解説しました。マミーマートの平均年収は小売業のなかでも高い水準を誇ります。

マミーマートのチーフの平均年収は600万円を超えて、賞与が年2回支給されることも特徴です。初任給は30万円前後支給され、30歳の平均年収は500万円以上にのぼります。初任給や福利厚生も業界水準以上に設定されており、働きがいのある環境が整っています。マミーマートは従業員の頑張りを評価する風土があり、年収面でも高い水準が実現されています。目覚ましい成長を遂げているマミーマートで働いてみませんか。