スーパーの鮮魚部門の正社員はきつい?仕事内容・きつさを徹底解説

更新日: 2024/09/09

公開日: 2023/05/01

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目次

スーパーの鮮魚部門はきつい仕事とされることがあるため、求人が出ていても応募を迷う人は多いものです。本記事では、スーパー鮮魚部門の正社員の仕事内容や、働くメリット、きついとされる理由について解説します。

鮮魚部門に向いていない人や平均年収についてもふれているので、転職を迷っている方は参考にしてください。

スーパーの鮮魚部門の仕事内容とは

スーパーの鮮魚部門の仕事内容を3つに分けて解説します。

魚の仕入れ

鮮魚部門は「魚の仕入れ」を行います。魚の仕入れとは、卸売市場や漁港から新鮮な魚を買いつけることです。

早朝に担当者が市場に行って魚をセリ落とす仕入れのほか、契約している漁港から直接買いつける仕入れや、自社が運営している鮮魚の卸売市場から仕入れる方法があります。

大手流通グループが運営するスーパーのなかには、鮮魚士という資格保持者が漁港に赴き、鮮魚を買うケースもあります。仕入れの仕事を通じて、魚の目利きのスキルが鍛えられます。

加工・調理

仕入れた魚の品質をチェックした後は、魚の加工と調理を行ないます。

魚の加工とは、お客様のニーズに合うように魚を切ることです。魚を二枚や三枚におろしたり、切り身や刺身を作ったりします。刺身6種盛りなどを盛りつけるときは、彩りも考えなくてはいけません。魚をさばく際は、内臓と骨を取り除き、皮を剥くといった下処理もします。

魚の加工のほかに、焼き魚や煮魚などの調理も行ないます。衛生的な環境づくりのため、床や壁などの掃除は必須です。

加工された生鮮食品

陳列・販売

商品が加工できたら、陳列して販売します。陳列はスーパーの開店前に行なわなくてはいけません。

魚類やサイズなどを考えて、お客様が手に取りやすいように並べます。陳列をしているときに、お客様から魚の調理方法について聞かれることがあります。魚の調理方法の提案ができるようになると、売上アップにつなげることが可能です。

新鮮な魚を販売するために、温度管理と賞味期限の管理も大切です。陳列棚や棚のそばにある水槽の掃除も行い、清潔な売場維持に努めます。

スーパーの鮮魚部門で働くメリット

スーパーの鮮魚部門で働くメリットを3つ紹介します。

魚をさばく技術が身につく

スーパーの鮮魚部門で働いた場合、魚をさばく技術が身につきます。

スーパーは大きい魚や旬の魚、珍しい魚などさまざまな種類の魚を扱っています。1日でさばく魚の数も大量です。スーパーでの仕事を通じて、魚種に応じた包丁技術が身につき、魚に対する知識も得られます。

魚をさばく技術は一生使える職人技です。将来キャリアチェンジを考えた際、魚をさばく技術があることで、飲食店の料理人や寿司職人、飲食店の独立開業など選択肢が広がります。

売上アップに貢献できる

売上アップに貢献

スーパーの鮮魚部門で働くことで売上アップに貢献できます。

スーパーの鮮魚部門が新鮮な魚を仕入れることで、お客様に「生鮮食品の質がいいスーパー」という印象を与え、イメージ向上につなげることが可能です。生鮮食品の評判がいいと、スーパーの商圏が広がりやすくなるうえ、固定ファン獲得にもつながります。

刺身の美しい盛りつけや美味しい調理済み商品の提供は、商品の売れ行き向上にも直結します。鮮魚部門は、スーパーの売上を上げることができるやりがいのある仕事です。

マイペースに働ける店舗が多い

鮮魚部門は、自分のペースで働ける環境のところが多い傾向にあります。スーパーの営業中は、担当した持ち場で黙々と作業をすることが多いためです。

魚をさばく仕事は技術が必要な職人仕事のため、ある程度は裁量が任されています。魚の下処理から魚の加工、加工した魚をトレーに乗せるところまで、一人で行なうスーパーもあります。

対面販売をしているスーパーやお客様から品出し中に質問される場合をのぞき、鮮魚部門は接客もほとんどありません。自分のスキルを活かしながらマイペースに働きたい方にぴったりといえます。

スーパーの鮮魚部門の正社員がきつい理由

スーパーの鮮魚部門

スーパーの水産関係の部門で正社員として働くことが大変とされている理由を3つ解説します。

朝が早い勤務もある

スーパーの鮮魚部門は、出勤時間が早い傾向にあります。スーパーの開店前に新鮮な魚を用意し、販売する準備を整えなくてはいけないからです。

魚の仕入れ担当は、早朝4時半頃から買いつけで市場に行くことがあります。朝9時に開店するスーパーが多いため、仕入れ担当者以外は7時や8時ごろまでに出勤しなくてはいけません。

出勤後は魚の鮮度が落ちないよう手早く魚をさばき、パックに詰めて品出しを行います。開店直後に来店するお客様への売り逃しを防ぐためにも、充分な量の商品を用意する必要があります。そのため、早朝からの出勤になりやすいです。

魚の匂いがつく

鮮魚部門は魚を扱うため、どうしても手に魚の匂いがついてしまいます。生魚は匂いがするうえ、さばくときに魚の血が出るからです。

魚を触る手だけでなく、体にも匂いがつくと感じる人もいます。ただし、スーパーによっては全身を覆うつなぎのような制服を着て作業するため、私服が汚れることはありません。足元は支給された長靴を履きます。

また、会社の福利厚生で制服の洗濯やクリーニングは自分で行なわず、会社に任せられるところもあります。

年末年始は労働時間が長くなる

スーパーの鮮魚部門は年末年始に長時間労働になりやすいです。年末年始は魚がよく売れる時期だからです。

たとえば、年始の食卓はおせち料理や刺身、お寿司などの鮮魚を使った料理が多くなります。魚の需要が高くなるため、仕事内容も増えます。また、年始に休業する卸売業者があるため、年末の最後のせりまでに必要な商品を用意しておかなくてはいけません。

サービス業は年末年始に忙しいところが多いですが、鮮魚部門も同様に労働時間は長くなる傾向にあります。

スーパーによってはお休みのところもありますので、年末年始にお休みをとりたい場合はスーパーに特化した人材エージェント・フードコネクトにご相談ください。
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スーパーの鮮魚部門に向いていない人

スーパーの鮮魚部門が向いていない人の特徴を紹介します。

魚が好きでない人

魚が好きでない人は鮮魚部門に向いていません。毎日、魚を加工して品出しすることが仕事だからです。

魚が嫌いな人のなかには、魚の触感や匂いが苦手な人も多いものです。鮮魚部門は魚に触らなくてはいけないため、魚嫌いの人にとって楽しめない仕事が多いです。

一方、「魚は嫌いじゃないけど、魚をさばくのが苦手」という人の場合、鮮魚部門で働けるケースがあります。スーパーによっては、専門の担当者が魚をさばき、商品の品出しや値つけ、清掃がメイン業務の従業員もいます。

朝の早起きが苦手な人

朝の早起きが苦手な人は鮮魚部門に向いていません。

鮮魚部門は、早朝に市場へ仕入れに行ったり、開店前に品出しを行なったりする必要があるため、朝が早いです。作り置きができない商品のため、開店前に商品の準備を行なわなくてはいけません。

年末年始やお盆、ゴールデンウイークなどの繁忙期になると、早朝出勤の日が続く場合もあります。

ただし出勤時間が早い分、退勤時間も早いです。「1日の早い時間に仕事を終わらせて後はプライベートを満喫したい」という方には最適です。

スーパーの鮮魚部門の平均年収は?

スーパーの鮮魚部門

スーパーの鮮魚部門の平均年収は、地域や店舗規模、勤続年数などによって異なりますが、目安として年収350~600万円ほどの店舗が多いようです。

厚生労働省の「職業情報提供サイト jobtag」によると、スーパー店員の平均年収は354.8万円です。スーパーのなかでも鮮魚部門は給料が高く設定されていることも多いため、それ以上である可能性は高いと考えられます。

正社員の場合、ボーナスや各種手当が支給される店舗もあるため、さらに高年収が期待できます。

スーパーの鮮魚部門はやりがいある仕事

鮮魚部門は、魚の仕入れや加工、陳列などを行なう仕事です。これらの仕事を通じて魚をさばく一生モノの技術を身につけることができます。

魚をさばく技術が身についたら、料理人として飲食店に転職したり、独立開業したりするなどキャリアの幅も広がります。やりがいある鮮魚部門の仕事を通じて、スキルを高めていきましょう。

執筆者

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