スーパーの正社員は恥ずかしい?スーパーで働く6つのメリットも詳しく解説
更新日: 2024/10/04
公開日: 2023/10/25
スーパーの正社員として転職を考えている方の中には「給料が低い」「誰でも出来る仕事」など、なんとなくネガティブなイメージがあるという方もいるのではないでしょうか。
しかし、スーパーの正社員はキャリアアップや将来性があるなどのメリットも多いです。
本記事では、スーパーの正社員のイメージと実態について解説していきます。
スーパーの正社員として働くメリット・デメリットについても紹介しますので参考にしてみてください。
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目次
- スーパーの正社員が恥ずかしいと思われるのはなぜ?
- 未経験でも正社員になれる可能性がある
- 他の業界に比べて給与が低い傾向にある
- パートやアルバイトスタッフと見分けがつかない
- 人手不足というイメージがある
- 肉体労働というイメージがある
- スーパーの正社員として働くメリット
- 需要があり安定している
- 社会貢献できる
- 食の流通現場にいる面白味がある
- 従業員割引制度があるスーパーもある
- さまざまなスキルが身に付く
- キャリア次第で年収を上げられる
- スーパーの正社員として働くデメリット
- クレームを受ける可能性がある
- 土日休みや連休が取りづらい
- 労働時間が長い場合がある
- 立ち仕事が多く体力が必要
- スーパー正社員のキャリアアップの選択肢
- スーパーでの現場リーダー
- スーパーの店長
- バイヤー(仕入れ担当)
- 管理職
- スーパーの正社員にはメリットが多い
スーパーの正社員が恥ずかしいと思われるのはなぜ?
インターネットで「スーパー」と検索すると「スーパー 恥ずかしい」というようなサジェストが出てくることがあります。
※サジェストとはある単語と一緒に検索されやすい単語を提案してくれるGoogleの機能のことで、検索数が多いことなどを示しています。
この章では、スーパーの正社員がなぜ「恥ずかしい」というようなネガティブなイメージを持たれやすいのか理由を5つ紹介します。
未経験でも正社員になれる可能性がある
スーパーの正社員は、特殊な資格や経験がなくても就職できることが多いです。未経験から正社員として募集している求人も多いため「誰でもなれる」というイメージがあり、恥ずかしいと感じてしまう方もいるかもしれません。
しかし、未経験でも応募できるのはかえってチャンスです。資格や経験がなくても正社員として就職でき、店舗スタッフから店長、地域を統合するスーパーバイザーなどにキャリアアップできる可能性もあります。
他の業界に比べて給与が低い傾向にある

厚生労働省が運営する「職業情報提供サイト jobtag」によるとスーパー店員の平均年収は357.7万円です。比べて国税庁の「令和3年分 民間給与実態統計調査」では日本の平均年収は443万と、スーパー店員は日本の平均年収よりも低い傾向にあることがわかります。
低すぎるわけではありませんが、給与を周りと比べてしまう方もいるでしょう。
しかし、経験を重ね売上に貢献することでキャリアアップし、年収を上げることが可能です。また、規模の大きい大手スーパーの場合、役職によっては日本の平均年収よりも高い年収を目指すこともできます。
パートやアルバイトスタッフと見分けがつかない
スーパーの制服によっては、パートやアルバイトスタッフと見分けがつかず、お客様の立場からしたら正社員かどうかがわかりません。
スーパーの店員は「パートでもできる仕事なのか」と思われる可能性もあり、人によってはネガティブにとらえてしまう要因の一つかもしれません。
実際にはスーパーの正社員の業務内容は、接客業務だけではなくマーケティングや売上管理など、経営にも関わる仕事もあります。
自分の活躍で店舗の売上につながる成果を出せることや、スタッフ教育などのマネジメント業務も経験できるなど、仕事のやりがいを感じられることも多いでしょう。
人手不足というイメージがある
厚生労働省の「令和4年上半期雇用動向調査結果の概況」によると、卸売業・小売業は約24万人が人手不足ということがわかります。
人手不足により長時間労働など労働環境が良くないことで、就職しても続かないというイメージを持つ人もいるでしょう。実際に、同調査では、卸売業・小売業の2022年上半期の離職者数は約77万人に上り、2番目に離職者が多い業界であることがわかっています。
しかし、全てのスーパーの労働環境が良くないわけではありません。多くのスーパーでは、一部業務の機械化や外国人を雇用するなど、人手不足を解消し、労働環境を良くするための取り組みを進めています。
応募したいスーパーを決める際は、求人票だけではなく、スーパーが今後に向けてどのような取り組みを行っているのか調べてみるとよいでしょう。
肉体労働というイメージがある
スーパーは立ち仕事が多く搬入作業や品出しで重いものを運ぶこともあり「肉体労働」と思われる場合もあります。中には肉体労働に対するイメージが良くない人もいます。
スーパーの仕事は立ち仕事が多く、体力が必要なことは事実ですが、正社員の業務は多岐にわたります。具体的には販売計画の立案や、教育業務など店舗運営に関わる仕事も多いです。
経験を積みキャリアアップすることで、経営スキルが問われるような仕事を任されることもあります。
スーパーの正社員として働くメリット
ネガティブなイメージを持っている人もいるかもしれませんが、スーパーの正社員には、メリットが多くあります。この章では、スーパーの正社員として働く6つのメリットについて紹介します。
需要があり安定している

スーパーの正社員は、需要があり安定している職業といえます。一般社団法人全国スーパーマーケット協会の「2023年版 スーパーマーケット白書」によると、業界の状況は以下の通りです。
店舗数 | 全国23,028店(前年比+266) |
総販売額 | 約25.5兆円 |
スーパーは生活に欠かせないため、コロナ禍のような有事のときによる影響も受けず前年度に比べ店舗数も増えていることがわかります。
また、総販売額も25兆円を超えておりスーパーの市場規模の大きさも読み取れます。他業界ではネット販売が進む近年でも、スーパーは「自分の目で見て商品を選びたい」「すぐに商品がほしい」などの理由で店舗に足を運ぶ人が多いです。
株式会社矢野経済研究所の「食品通販市場に関する調査を実施」では、食品通販市場規模は4兆円程度と公表しています。2026年までの予測値も大きく変わらないことから、今後も店舗の需要は高いといえます。
引用:食品通販市場に関する調査を実施(2022年)|株式会社矢野経済研究所
社会貢献できる
スーパーには「食」を中心に地域を支える役割があるため、仕事を通して社会貢献ができます。たとえば、地元の農家や生産者から食材を仕入れることで、地産地消を促し、地域経済の活性化につながります。
また、地元の人を積極的に採用することで、雇用を生み出すことも可能です。目に見える形で社会貢献できるため、スーパーで働きながら地域の活性化を実感できるでしょう。
食の流通現場にいる面白味がある
スーパーは主に肉や野菜などの生鮮食品を扱っています。
生鮮食品は旬であるかどうかや生産量、搬入の量などによって毎日価格が変動します。日々流通量や価格が変化する生鮮食品の売り場づくりや販売作業は季節感や変化を楽しめて面白いものがあります。
日々市場と連動する生鮮食品の売り場を管理していくことは、経験値も必要になります。「昨日のテレビでしいたけが特集されたからしいたけが売れるだろう」「雨がふったから売上に影響が出るかもしれない」など経験値をいかし戦略を立てて売り場づくりと販売を行なっていくことはスキルと経験が必要です。誰にでもできることではありません。
従業員割引制度があるスーパーもある
スーパーによっては従業員割引制度を設けているところがあります。例えば、従業員であれば5%割り引いた値段で商品を購入できるなどの制度です。
食品や日用品などスーパーには生活必需品が売っています。生活していくため毎月必ずかかる出費を割引で購入できる制度は家計を大きく助けるのではないでしょうか。
さまざまなスキルが身に付く
スーパーの業務は多岐にわたるため、業務を通して下表のようなさまざまなスキルが身につきます。
身に付くスキル | 活かせること |
接客スキル | お客様に対して、最適な提案や臨機応変な対応ができ、顧客の満足度を高められる |
マネジメントスキル | 目標達成できるように、円滑に店舗運営ができる |
マーケティングスキル | 売り場作りやPOP作成などの、販売促進を行い、利益を最大化できる |
専門スキル | 食品に対する知識を深め、食品に適した調理・加工ができる |
上記のスキルは転職市場においても評価されるものです。スキルが身につくことで、自分の市場価値を高めることもできます。
キャリア次第で年収を上げられる
年収だけで見ると、日本の平均年収より低い傾向にありますが、キャリアアップをすることで年収を上げることが可能です。
たとえば、店舗運営をする店長や、管理職など年収を上げられる選択肢は多くあります。
キャリアアップするためにも、スキル習得に励んだり社内の研修に積極的に参加したりするなど、さまざまなことにチャレンジし経験を積むことが大切です。

スーパーの正社員として働くデメリット
スーパーの正社員にはメリットだけでなくデメリットもあります。この章では、スーパーの正社員として働くデメリットについて紹介します。
クレームを受ける可能性がある
スーパーには、さまざまなお客様が来店するため、少なからずクレームもあります。お店側に原因があるクレームの場合は改善に努められますが、中には、理不尽なクレームをいわれる場合もあり、大きなストレスを感じる人もいるでしょう。
また、パートやアルバイトスタッフが処理できない程のクレームは正社員が対応することもあるため、対応力が求められます。
土日休みや連休が取りづらい

スーパーは土日や大型連休中も営業しているため、土日休みが取りづらい傾向にあります。また、他のスタッフとの兼ね合いでシフトを決めることから、2連休や3連休など、連続で休みが取れない可能性もあります。
そのため家族や友人と休みが合わず、デメリットと感じる人もいるでしょう。
ただし、休みの取りづらさは勤めるスーパーによって大きく異なります。福利厚生として休暇制度を設けている会社もあるため、求人票や企業のホームページなどで確認しましょう。
労働時間が長い場合がある
正社員の場合、開店から閉店までの通し勤務があったり、パートやアルバイトの欠勤をカバーするため残業が発生したりする可能性があります。労働時間は企業によって異なりますが、人手不足などの理由から労働時間が長い場合があるでしょう。
ただし、働き方改革により、ほとんどのスーパーでは長時間労働の是正を行っています。また、一般社団法人全国スーパーマーケット協会の「2023年版 スーパーマーケット白書」によると、9割以上のスーパーが人手不足に対して採用を強化していることも公表されています。
応募したいスーパーを選ぶ際は、長時間労働や人手不足に対して、どのような取り組みを行っているのかも確認しましょう。
立ち仕事が多く体力が必要
立ち仕事が多く重い荷物を運ぶこともあるため、体力がない方にとってはきついと感じる可能性があります。たとえば、スーパーの混雑時には、レジ打ちから抜けることができず、休憩まで立ちっぱなしという場面もあるでしょう。
体力に不安があるという人は、運動する習慣を身につける、十分な睡眠を取るなど、生活習慣を整え疲れにくい体を作る必要があります。
スーパー正社員のキャリアアップの選択肢
スーパーでは、知識をつけ経験を積むことで、キャリアアップも可能です。以下では、スーパーの正社員でキャリアアップできる選択肢を紹介します。
スーパーでの現場リーダー
現場リーダーは、青果や精肉など部門ごとに配置されるのが一般的です。
担当部門の売り場作りをしたり、担当部門に配属された後輩やアルバイトの教育をしたりなど、部門全体の管理を行います。
企業によって異なりますが、現場リーダーになるには、数年の実務経験が必要となります。
スーパーの店長
店長とは、その名の通りお店の責任者となるため、各部門の管理や店舗の売上管理など、お店に関することは全て店長の管轄範囲となります。
各部門が売上目標を達成できるように指示を出すことや、スタッフが働きやすい職場づくりを行います。
店長になるには一定の経験年数を経て、上司からの推薦や社内の試験を受けることで、店長になれるケースが多いです。企業によっては、就職の段階で店長候補として募集をする場合もあります。
バイヤー(仕入れ担当)
バイヤーとは仕入れ担当者のことを指します。ただ商品を仕入れるだけでなく、市場調査で売れる商品を把握し、仕入れの商談、買い付け、販売価格の設定までを行うため、企業の売上に直結する重要な役職です。
バイヤーは、店舗で仕事するよりも、魅力的な商品を探すためさまざまな地域を飛び回ることもあります。そのため、新しいことに常にアンテナを張り、フットワークの軽さが求められます。
バイヤーになるには店長と同様に一定の経験年数を経て、ステップアップしていくことがほとんどです。
管理職

管理職とは店舗だけではなく、企業全体の売上拡大を目指し会社運営に携わる役割のことです。管理職になると、店舗ではなく本部に勤務するのが一般的です。
主に、担当するエリアの店舗を複数まわり、各店舗の店長と戦略を練ったり、売上を上げるためのアドバイスを行います。また、新店舗の出店や店舗リニューアルに携わることもあります。
店長やバイヤーの経験を積み、一定以上企業の売上に貢献することで、管理職に昇進するケースが多いです。

スーパーの正社員にはメリットが多い
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