飲食店スタッフ・店長向け:職務経歴書の書き方のポイントまとめ

更新日: 2024/05/07

公開日: 2024/05/07

転職活動の成否に大きな影響を与える職務経歴書。いざ書き始めようとするも、何を書けば良いか分からない…と困ってしまう人も多いのではないでしょうか。 本記事では、転職希望者に役立つ職務経歴書の書き方ポイントをまとめてみました。飲食業界での転職活動にご活用いただける例文も多数ご用意しましたので、ぜひ参考とされてください。

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目次

  • 職務経歴書の基本について
    • 職務経歴書とは?履歴書との違い
    • 職務経歴書に書くべき項目
    • 職務経歴書フォーマット例
  • 飲食店スタッフ・店長向け職務経歴作成事例
  • 飲食店スタッフ・店長向け職務経歴作成時のポイント12選
    • 1.過去在籍企業の基礎データを確認する
    • 2.【意外と重要】添付する証明写真は清潔感のあるものを使用する
    • 3.経験した飲食店の規模感や客層、客単価を記載する
    • 4.経験した具体的な業務内容は箇条書きでまとめる
    • 5.実績は数字を交えて記載するとより良い
    • 6.活かせるスキルや経験、自己アピールは志望先企業を念頭において
    • 7.アルバイト育成やマネジメント経験はぜひアピールを
    • 8.接客で工夫したことであなたの接客スキル・接客スタンスを伝える
    • 9.数値管理の経験はぜひアピールを
    • 10.業務改善、工夫した経験はぜひアピールを
    • 11.関連資格がある場合は記載する
    • 12.自己PRには熱意も込める
  • 職務経歴書の見直しのポイント
  • 職務経歴書の完成度を高めるために

職務経歴書の基本について

履歴書 初心者⑥

職務経歴書とは?履歴書との違い

職務経歴書とは、「あなたのこれまでの職務経歴をまとめた書類」です。「履歴書」は職務経歴のみならず、住所や学歴などの「応募者のプロフィール全般をまとめた書類」のことを指します。

履歴書と職務経歴書の違い

履歴書職務経歴書
住所や年齢、学歴などのプロフィール、職務経歴(今まで在籍した企業や組織)を記載。職務経歴を経験・スキルなど項目に分け詳細に記載。選考を受ける企業に合わせ下記ポイントを変えることもある。どの経験値を多めに書くか自分のどのポイントを自己PRするか

職務経歴書に書くべき項目

職務経歴書には基本的には下記項目を記載します。

職務要約これまでの経験を要約して記載する。100-200文字でまとめられることが多い。
職務経歴職務要約で記載した内容を、より具体的に記載する。
活かせる経験・知識・スキル志望する企業で活かせると想定できる経験や知識・スキルを記載ex)アルバイトさんを管理したマネジメント経験
資格調理師免許などの資格を持っている場合は記載する。業務と関連する資格を記載すると良い。
自己PR自分の強み・自己PRを記載する。志望する企業に合わせ、どの内容で記載するか取捨選択する場合もある。

職務経歴書フォーマット例

  • 文頭には「職務経歴書」とタイトルを入れ、中央揃えにしましょう。
  • 記載年月日、ご自身の名前右揃えで記載し、更にその下から各項目を左揃えで記載していきましょう。
  • 文末には右揃え「以上」の文言を追記してください。
  • フォントゴシックや明朝体、メイリオがおすすめです。

飲食店スタッフ・店長向け職務経歴作成事例

飲食店スタッフ・店長向けの職務経歴書の事例を紹介します。

■職務要約

2010年から2013年の3年ほど、株式会社Aにてレストランスタッフ職として勤務し、飲食店の接客の基礎を学びました。その後2014年から2015年の1年ほど、食品業界B株式会社にて事務職として勤務し、事務スキルを身に付けています。やはり現場に出たいと考え再度転職、株式会社Cにてラーメン店スタッフを経たのち店長職として勤務し店舗運営経験を積んできました。

■職務経歴

2010年4月-2013年12月:株式会社A

●事業内容:飲食業 ●従業員数:60名

2010年4月-2010年8月●配属:新人育成部●具体的な業務内容:新人研修を受け、レストラン業務の基礎を学んだ。
2010年8月-2012年3月●配属:イタリアンレストランA●●店●役職:副店長●具体的な業務内容:レストランAの運営を、副店長としての立場から担当。・アルバイトの採用・育成・管理業務・シフト作成・資材の受発注業務・接客・調理・売上管理 など
2012年4月-2013年12月●配属:イタリアンレストランA■■店●役職:店長●具体的な業務内容:レストランAの運営を、店長としての立場から担当。
・アルバイトの採用・育成・管理業務・シフト作成・資材の受発注業務・接客・調理・売上管理 など
●工夫したこと:アルバイトの声を反映させたメニューを考案、提供。顧客満足度が全エリア1位(2013年上半期)

2014年1月-2015年2月:B株式会社

●事業内容:飲食業 ●従業員数:1,200名

2014年1月-2015年2月●配属:バックオフィス支援部●具体的な業務内容:各店舗の売上実績のデータ入力。

2015年3月-:株式会社C

●事業内容:飲食業 ●従業員数:3,000名

2015年3月-2016年8月●配属:Cラーメン●●店 (客席数10、スタッフ数2名、客単価1000円)●役職:スタッフ
●具体的な業務内容:・ラーメン店での接客業・アルバイト育成
2016年9月-2020年3月●配属:Cラーメン■■店(客席数20、スタッフ数5名、客単価1000円)●役職:副店長
●具体的な業務内容:Cラーメン■■店の運営を、副店長としての立場から担当。・アルバイトの採用・育成・管理業務・シフト作成・資材の受発注業務・接客・調理・売上管理 など
2020年4月-現在●配属:Cラーメン▲▲店(客席数25、スタッフ数7名、客単価1000円)●役職:店長●具体的な業務内容:Cラーメン▲▲店の運営を、店長としての立場から担当。
・アルバイトの採用・育成・管理業務・シフト作成・資材の受発注業務・接客・調理・売上管理 など
●工夫したこと:店舗清掃作業の効率化を提案。お客様が気持ちよく食事できる環境の実現を目指しました。

【主な実績】※直近3年・2021年度店舗年間売り上げ:xx万円(目標達成率:78%/対前年比:92%)・2022年度店舗年間売り上げ:xx万円(目標達成率:99%/対前年比:102%)・2023年度店舗年間売り上げ:xx万円(目標達成率:102%/対前年比:110%)

■活かせる経験・知識・スキル

  • 人材マネジメント経験
  • 調理スキル
  • 売上管理/在庫管理

■自己PR

オフィススキルもあり管理業務における帳簿作成も得意

1年ほど事務職でデスクワークの経験があるため、店長職として現在も売上管理など様々な数値を管理する中で帳簿を作成するのが得意です。業務を効率化でき、その分接客やマネジメントに時間を割くことができます。

飲食店スタッフ・店長向け職務経歴作成時のポイント12選

1.過去在籍企業の基礎データを確認する

  • 「株式会社」が社名の前につくか、後につくかもきちんと確認しましょう。
  • 「事業内容」「従業員数」「資本金」「上場/非上場」なども可能な限り確認しておきましょう。

2.【意外と重要】添付する証明写真は清潔感のあるものを使用する

履歴書の範囲ですが意外と差別化のポイントとなるのが「応募書類に添付する証明写真」です。

衛生管理の観点から、その他様々な観点からこれから採用しようとする候補者の

  • 清潔感
  • 身だしなみ

を写真からチェックすることが多いです。文章で伝えきれないあなたの魅力を伝えることができる証明写真を選びましょう。

  • 証明写真のサイズは縦40㎜、横30㎜
  • 背景は白かグレー、もしくはブルーが無難
  • コストはかかるが写真館にて撮影するのもおすすめ

3.経験した飲食店の規模感や客層、客単価を記載する

飲食店の経験は下記項目を記載することで、あなたの経験が伝わりやすくなります。

  • 業態
  • 規模(担当した店舗の規模)、客席数
  • 客層・客単価
  • スタッフ数
  • 店舗の立地
  • 自分のポジション(店長/副店長/スタッフなど)

上記を記載することで、採用担当者がよりあなたの経験をイメージできるようになります。

同じ飲食店でも10名程度のスタッフが在籍している店舗と、30名程度スタッフが在籍している店舗ではマネジメントの難しさもかわってきます。立地によっても、激戦区での店舗運営の経験があるかどうかで印象もかわってくるでしょう。

4.経験した具体的な業務内容は箇条書きでまとめる

飲食店での勤務経験であれば、下記より該当するものを記載しても良いでしょう。

  • アルバイトの採用・育成・管理業務
  • シフト作成
  • 資材の受発注業務
  • 在庫管理
  • 食材の衛生管理
  • 接客
  • 本部へのレポート作成

5.実績は数字を交えて記載するとより良い

できる限り実績は数字を交えて記載しましょう。例えば、下記のようなかたちです。

『2023年度店舗年間売り上げ:xx万円(目標達成率:102%/対前年比:110%)・スタッフの離職率を50%から12%に下げることに成功』

下記のような実績もお持ちの場合は記載するとベターです。

  • 店舗の売上を昨年比2倍に伸長させた実績
  • 客単価を下げた実績

6.活かせるスキルや経験、自己アピールは志望先企業を念頭において

転職先の会社で求められるスキルや経験に合わせ記載するのがおすすめです。求人票や企業ホームページに紹介されている場合もあるので確認してみましょう。

企業の採用担当者とつながっている転職エージェントがより新しい情報を持っていることもあります。転職エージェントに相談して職務経歴書の作成を手伝ってもらうのも良いでしょう。

7.アルバイト育成やマネジメント経験はぜひアピールを

飲食店の正社員の場合、アルバイトさんの管理業務を担当することも多いです。アルバイトさんの採用・育成・管理業務経験がある場合はぜひ記載しましょう。

8.接客で工夫したことであなたの接客スキル・接客スタンスを伝える

飲食店はサービス業であるため、接客スキルが高い方は歓迎されます。お客様満足度をあげるために工夫したポイントを記載しましょう。クレーム対応の経験がある場合は、どのように冷静に対処したのか記載することも良いでしょう。

9.数値管理の経験はぜひアピールを

飲食店の正社員の場合、特に店直職の場合予算管理、売上管理、コスト管理など様々な管理業務で数字を扱います。管理する中で工夫し売上アップや利益率アップにつなげた経験はぜひ記載しましょう。

10.業務改善、工夫した経験はぜひアピールを

飲食店の正社員で勤務していると、日々のオペレーションをまわすだけではなく様々な改善を重ねるかと思います。下記のような業務改善の経験はぜひアピールしていきましょう。

  • 提供フローを変更し少ないスタッフでも効率的に食事を提供できるようにした
  • スタッフの離職率を下げるため、1on1面談を取り入れた
  • セットメニューを開発し、客単価をあげた

11.関連資格がある場合は記載する

調理師免許や衛生管理や食品安全に関連する資格をお持ちの場合は記載すると良いでしょう。まだ勉強中でも「●月に受験予定」など取得状況を記載するのも1案です。

12.自己PRには熱意も込める

自己PRは想いや熱意を伝えることもできます。企業へのアピールとともに下記のような熱意を伝え文章をまとめると良いでしょう。

『これまではずっと飲食業で業務経験を重ねてきました。これまでの経験を活かし、貴社においても誠心誠意働きたいと思います。ぜひ前向きにご検討いただければ幸いです。』

『洋食、和食、中華など様々な業態で勤務してきました。新しいことも積極的に学び、1日でも早く貴社の戦力になれるよう尽力します。よろしくお願いいたします。』

職務経歴書の見直しのポイント

チェック

職務経歴書を完成させる上での見直しのポイントをお伝えします。

  • 記載内容が統一されているか
  • 誤字脱字がないか
  • 半角全角表記がそろっているか
  • 入社/ 退職などの年月を間違えていないか
  • 日付が抜けていないか
  • 分かりやすい日本語で書けているか
  • 履歴書と内容が合致しているか
記載内容が統一されているか企業ごとに(株)、株式会社、など記載内容にばらつきがあると、ちぐはぐな印象を与えてしまうため、記載する内容は統一する。
誤字脱字がないか一晩時間を置いた上で見直すようにすると、誤字脱字が発見しやすくなる。
半角全角表記がそろっているか数字の半角、全角も統一されているか確認する。
入社/ 退職などの年月を間違えていないか特に就職活動中に退職しその年月を記載できていない場合は注意する。
日付が抜けていないか日付は提出直前に記載しようとして忘れてしまう場合がある。
分かりやすい日本語で書けているか一晩時間を置き、見直すのがおすすめ。
履歴書と内容が合致しているか企業の在籍日数が履歴書とずれていることがある。

第三者にチェックしてもらうのが一番良いです。プロの専門エージェントであれば、職務経歴書の添削を無料で受けることも可能です。

職務経歴書の完成度を高めるために

  • より通過率が高い書類を作成したい。
  • 自分の強みが言語化できない。

職務経歴書を作成する際に上記のようにお悩みであれば、ぜひフードコネクトにお声がけください。

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執筆者

フードコネクト運営事務局

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