飲食店キッチン向けの職務経歴書の書き方!見本も紹介

更新日: 2025/04/22

公開日: 2025/04/16

飲食店のキッチンスタッフの仕事に応募するときの職務経歴書の書き方を解説します。 飲食店のキッチンスタッフの職務経歴書は、職務内容や自己PRを書き、衛生管理者などの資格もあれば記載します。 本記事では、職務経歴書の書き方のポイントや職務経歴書の見本を紹介します。未経験者と経験豊富な人向けの別の自己PR例文にもふれました。

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目次

  • 飲食店のキッチンスタッフ職における職務経歴書のポイント
    • 調理経験は経験ジャンルや調理技術が分かるように記載
    • 働いた店舗の概要は数字を交えて書く
    • 予算達成率や売上金額が分かれば記
    • 衛生管理者など資格取得状況は書く
  • 飲食店キッチンの職務経歴書の見本
    • 1.職務概要
    • 2.職務経歴
    • 職務内容
    • 3.保有資格とスキル
    • 4.自己PR
  • 経験別の自己PRの書き方
    • 未経験・経験が浅い場合の自己PR例文
    • 経験豊富な場合の自己PR例文
  • 飲食店キッチンの職務経歴書はポイントおさえよう

飲食店のキッチンスタッフ職における職務経歴書のポイント

テレワークの若い男性

飲食店のキッチンの仕事に応募する場合の職務経歴書の書き方のポイントを3つ紹介します。

  • 調理経験は経験ジャンルや調理技術が分かるように記載
  • 働いた店舗の概要は数字を交えて書く
  • 予算達成率や売上金額が分かれば記載
  • 衛生管理者など資格取得状況は書く

調理経験は経験ジャンルや調理技術が分かるように記載

どのようなジャンルの調理を担当して何年経験してきたのか(例えばイタリアンなのか中華なのか)分かりやすく記載しましょう。例えば職務要約の部分に「イタリアンレストランにて8年経験」などと記載するイメージです。
経験が3年以下など浅い場合は、どのような調理学校でどのようなジャンルの調理修行を積んだのかを記載するのも良いでしょう。

働いた店舗の概要は数字を交えて書く

採用担当者に、どのような飲食店で働いていたかを伝えるため、職務経歴書には店舗の概要について数字を交えて書くようにしましょう。
たとえば、以下の項目は数字を使って記載します。

  • 従業員数
  • 座席数
  • 客単価
  • 月商
  • 働いていた期間
  • チーフなどに昇格した場合、昇格時期
  • 店長の場合、マネジメント人数

これらの項目を記載することで、働いていた飲食店の規模感や働き方がより明確に伝えられます。平均客数などが分かる場合は、ランチとディナー別に記載するのもいいでしょう。

予算達成率や売上金額が分かれば記

会社から売上目標などの予算を与えられていた場合、予算達成率を記載しましょう。予算達成率を示すことで、目標に対してどのように取り組み、どのような結果を出したかが伝えやすくなります。
予算を達成していた場合は、職務経歴書の冒頭にある「職務概要」の欄に記載することがおすすめです。実績として目立たせることで自己アピールにつなげられます。
予算達成のために、どのように工夫したかを書くことで、仕事に対する姿勢も伝えられます。
予算達成率が分からない場合、店舗の売上金額や会社の売上高を書くのもひとつの方法です。

衛生管理者など資格取得状況は書く

飲食に関係する資格を保有していたら、職務経歴書に記載しましょう。資格を保有していることで、業務に関する知識や技術があるとみなされ、採用につながるケースもあります。飲食店のキッチンに関する資格を紹介します。

資格名特徴
食品衛生責任者飲食店を営業する場合、1つの施設につき1名の食品衛生責任者の配属が義務付けられている
防火管理者店舗スタッフ含め30名以上を収容する店舗は、防火管理者の選任が必要
調理師免許調理師免許の資格がなくてもキッチンで働くことは可能だが、取得していると食や公衆衛生学に対する知識を示すことができ、信頼性も高まる

上記のような資格を取得していることで、キッチンの仕事に対する意欲やプロ意識が伝わりやすくなります。

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飲食店キッチンの職務経歴書の見本

コーヒーショップ店員

飲食店のキッチンに応募する場合の職務経歴書の見本を紹介します。一般的に、職務経歴書はタイトルに「職務経歴書」と書き、その右下に職務経歴書を提出する年月日、名前を記入します。本文には、以下の内容を記載することが多いです。

  1. 職務概要
  2. 職務経歴
  3. 保有資格とスキル
  4. 自己PR

上記の4つの項目について、具体的な書き方を解説します。

1.職務概要

職務概要とは、今までしてきた仕事の内容をまとめたものです。例文を紹介します。

【職務概要】
調理師専門学校を卒業後、A株式会社に正社員として入社。現在、△△店で副料理長として、キッチン業務全般を担当し、調理や人材育成、新商品開発に従事しています。スタッフ間でのコミュニケーションを大切にし、2024年度は売上目標110%を達成しました。

採用担当者は職務概要を読むだけで、どんな人が応募してきたかがざっくりと分かるようになります。簡潔に要点をまとめるよう心がけましょう。
転職経験があり、2つの店舗で働いたことのある人は、2つの店舗の仕事内容をまとめます。

2.職務経歴

職務経歴では、まず、どのような会社のどこの店舗で働いていたかについてまとめておきましょう。記載例を紹介します。

【職務経歴】
A株式会社:20××年0×月~現在事業内容:飲食店の運営配属店舗:△△ 池袋店従業員数:8名座席数:40席客単価:ランチ2,000円/ディナー7,000円月商:600~900万円雇用形態:正社員役職:副料理長

店舗の規模や業態をひと目でわかるように記載することで、採用担当者はあなたの経験をイメージしやすくなります。

職務内容

続いて、職務内容を具体的に記載します。

■職務内容
ランチとディナーの調理業務全般(食材の仕込み、調理、盛りつけなど)新人指導とスタッフの教育(調理技術や衛生面の知識のレクチャーなど)お客様とのコミュニケーション食材の発注と受け入れ、保管、管理月間予算の策定ホール業務(オーダー、配膳、レジなど)食器洗浄メニューの改善や新商品開発

社員食堂などに勤務し、毎日数多くの料理を作っている人は、「食数350食程度」などと数字を交えて記載すれば、大量調理の経験があることが伝わりやすくなります。

3.保有資格とスキル

資格を保有している人は、保有資格を記載します。飲食に関連する資格はもちろん、一見関係がなさそうでも、採用でプラスに評価されることがあります。必要に応じて、記載しましょう。

【保有資格】
食品衛生責任者(20××年××月)普通自動車第一種運転免許(20××年××月)
【PCスキル】Word:文章作成Excel:IF関数を使用した表計算やグラフの作成

資格は正式名称で記載します。資格を取得した年月日も記入し、西暦か和暦かで統一しましょう。

4.自己PR

職務経歴書の自己PRはとても重要です。これまでの仕事でアピールできる成果を記載します。

【自己PR】
20××年に副料理長に就任後、売上を前年比110%に伸ばしました。来客数の多い店舗だったため、品切れを起こさないよう常に注意しながら、スピーディーな調理を心がけ、回転率の向上につなげることができました。
これらの経験で得た食材の管理スキルや繁忙時にスタッフと助け合って効率よく動くスキル、安定した調理技術を活かして、御社の売上向上に貢献したいと考えています。

自己PRは、具体的に書くようにしましょう。

経験別の自己PRの書き方

飲食店の座敷
  • 未経験・経験が浅い人向け
  • 経験豊富な人向け

の自己PRの書き方を紹介します。未経験・経験が浅い人は、飲食店で活かせるポータブルスキルを書きましょう。経験豊富な人は、具体的な経験談を用いてアピールします。

未経験・経験が浅い場合の自己PR例文

未経験・経験が浅い人は、ポータブルスキルというさまざまな業界で活かせるスキルをアピールする方法があります。

【自己PR】
私の強みは、自発的に行動できるところです。高校の文化祭で焼きそばの模擬店を出したとき、1人でも多くの人に焼きそばを楽しんでもらえるよう、目をひくポップを自作して店頭に飾りました。
来客が少ない際には、校内を歩いてお店の宣伝をして回りました。その結果、売上は全模擬店のなかでトップとなり、学校長賞を受賞しました。目標達成のために自分で考えて動く力を、御社のキッチン業務でも活かしたいと考えています。

キッチンの仕事には、調理補助という調理人の補助的役割をする職種もあります。
この職種では、状況を見て臨機応変に動ける人材が重宝されます。調理の実務経験がなかったとしても、調理の仕事で活かせる性格や経験をアピールしましょう。

経験豊富な場合の自己PR例文

飲食店のキッチンで働いた経験の豊富な人は、これまでの実績を記載しましょう。

【自己PR】
私の強みは、チームワークを大切にしながら業務を遂行する力です。これまで〇年間、飲食店で調理とホールの仕事に従事してきました。
そのうち、△年間は料理長を務め、□名のスタッフをマネジメントしながら、料理のクオリティ維持に取り組んでいます。
お客様に上質な食事体験を提供するために、スタッフ間での適切なコミュニケーションと情報共有を心がけ、チーム全体のパフォーマンス向上に努めてきました。
その結果、お客様からは「このお店は居心地がいい」というお褒めの言葉を多数いただき、社内の従業員満足度調査でも評価向上につなげられました。

そのほか、料理コンテストの受賞経験があれば盛り込みましょう。料理の腕前がアピールしやすくなります。

飲食店キッチンの職務経歴書はポイントおさえよう

キッチンスタッフの職務経歴書は、今までどのような仕事をしてきたか具体的に記載します。自己PRの項目はアピールにつながりますので、しっかり考えるようにしましょう。
とはいえ、職務経歴書は普段なかなか書くものではない書類です。
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執筆者

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