【正社員向け】飲食店の志望動機の例文5選|NG例も紹介

更新日: 2024/10/04

公開日: 2023/08/07

    飲食店に正社員として就職を検討しているものの「志望動機の書き方がわからない」と不安を抱える方も多いのではないでしょうか。
    履歴書の中でも志望動機は重要視される項目のため、通過率を上げるためにも書き方のコツを把握することをおすすめします。
    本記事では、飲食店に就職する方向けに志望動機の書き方について紹介します。
    志望動機でのアピールの仕方や通過率を上げるコツ、具体的な例文についても解説していきますので参考にしてください。

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    目次

    • 飲食店の志望動機でアピールできる強み
      • ホスピタリティ
      • 協調性
      • 柔軟性
      • 語学力
      • 免許や資格
    • 飲食店の志望動機で通過率を上げるコツ
      • 志望理由を明確にする
      • 具体的なエピソードを盛り込む
      • 就きたい職種を絞る
      • 他の飲食店との差別化を図る
      • 求められる人物像を把握する
      • フレームワークを活用する
    • 【例文解説付き】飲食店正社員の志望動機
      • 例文1|カフェのホールスタッフ
      • 例文2|高級レストランのホールスタッフ
      • 例文3|居酒屋の調理スタッフ
      • 例文4|パン屋の調理スタッフ
      • 例文5|飲食店の経営スタッフ
    • 【NG例文解説付き】飲食店正社員の志望動機
      • NG例文1|企業が採用するメリットがない
      • NG例文2|職種とマッチしていない
      • NG例文3|待遇面を志望理由にしている
    • 飲食店の志望動機は自己分析が大切

    飲食店の志望動機でアピールできる強み

    正社員向け

    飲食店の志望動機でアピールできる5つの強みを紹介します。

    ホスピタリティ

    飲食店は接客業のため「思いやり」や「おもてなし」などのホスピタリティが必要です。これまでに、飲食店やホテルなど接客の経験がある場合には、過去に働いていてお客様に喜んでもらえた出来事などのエピソードを書くと有効的です。

    協調性

    飲食店に在籍するスタッフは正社員だけではなく、パートやアルバイトなどさまざまなスタッフがいます。また、年齢も幅広いため協調性が必要となります。

    飲食店の中には、採用基準に「在籍するスタッフと合うか」を見ている場合もあるでしょう。学生時代にクラブ活動でのチームプレーを経験、前職で周囲と連携しながら業務を進めた経験などがあれば、協調性があるとアピールできます。

    柔軟性

    飲食店にはさまざまなお客様が来られるため、お客様に合わせた柔軟性が必要です。

    また、お客様に対してだけではなくさまざまな環境に対応できる柔軟性も大切です。お店によっては、ランチタイムや忘年会シーズンなどの繁忙時間や繁忙期があります。

    忙しくなる時間に効率良くお店を回すためには、優先順位を立てたり、オペレーションの無駄を省いたりするなど、機転を効かせた対応が求められます

    今までに、さまざまなお客様に接した経験や、イレギュラーな事態に臨機応変に対応した経験などがあれば、柔軟性があるとアピールできるでしょう。

    語学力

    飲食店は、海外のお客様も利用する可能性があり、英語などの語学力を活かせるとアピールすることで、採用担当者に関心を持ってもらいやすくなります。

    また、近年では新型コロナウイルスによる水際対策も緩和され、今後訪日観光客は増えることが予想されています。そのため、語学力があることは大きな強みといえます。

    免許や資格

    飲食店で活かせそうな免許や資格を持っている場合は、積極的にアピールしましょう。飲食店で活かせる具体的な免許や資格は、以下が挙げられます。

    【飲食店で活かせる免許】

    • 調理師免許
    • ふぐ調理師免許
    • パン製造技能士 など

    【飲食店で活かせる資格】

    • レストランサービス技能検定
    • 接客サービスマナー検定
    • ソムリエ など

    また、その免許や資格によってどのような活躍ができるのかを具体的に書くことで、より効果的な志望動機になります。

    飲食店の志望動機で通過率を上げるコツ

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    飲食店の志望動機で通過率を上げるコツを7つ解説します。

    志望理由を明確にする

    志望動機が明確ではない場合、採用担当者に「本当に自社で働きたいのか?」と疑問を抱かせてしまう可能性があります。自分の熱意を伝えるためにも志望動機は明確にしておきましょう。

    具体的には、下記のようなポイントを整理しましょう。

    • なぜその飲食店がよいのか
    • 他の飲食店との違いは何なのか
    • その飲食店でやりたいことは何か
    • その飲食店で何に貢献できるか

    志望動機を整理するためには、応募したい飲食店の分析と自身の今までの経験や得意不得意、将来像などを整理する必要があります。飲食店の場合は、実際にその店舗に訪問してお店作りのポイントや雰囲気を観察することも有効でしょう。

    具体的なエピソードを盛り込む

    正社員 

    志望動機に具体的なエピソードを盛り込むことで「なぜ志望しているのか」が伝わりやすくなるため、説得力をつけることが可能です。

    たとえば、過去に接客の経験がある場合には接客を通して学んだことや実績など、具体的なエピソードを添えて書くことで説得力のある志望動機につながります。

    接客の経験がない場合にも、今まで自分が取り組んできた経験や学生時代のクラブ活動など、アピールできるエピソードがあればその内容を盛り込むと良いでしょう。

    就きたい職種を絞る

    飲食店には、調理やホールなどさまざまな職種があります。志望動機で通過率を上げるには、就きたい職種を絞り、職種に合った志望動機にすることが大切です。

    飲食店の職種には、主に以下が挙げられます。

    職種業務内容
    調理食材の仕入、料理を調理、盛り付け
    ホール接客、料理提供、会計、後片付け
    デリバリー料理を注文先に配達
    管理採用、教育、シフト管理、金銭管理、クレーム対応

    ホールを希望する場合は「接客を通じてお客様に喜んでもらいたい」のように、仕事内容と関連づけて志望動機を書くことができます。これによって、採用担当者に「入社して何がしたいのか」「何ができるのか」を明確に伝えられます。

    他の飲食店との差別化を図る

    志望動機では「なぜその飲食店でないといけないのか」を伝え、他の飲食店との差別化を図ることが重要です。スタッフを募集する飲食店は多いため、他の飲食店にも通じる志望動機ではなく、採用担当者が納得する理由を伝える必要があります。

    「このお店だから働きたい」と強くアピールするためにも、飲食店の経営理念・働く従業員に関すること、提供しているサービスなどの観点から、その飲食店ならではの志望動機を考えましょう。

    求められる人物像を把握する

    応募先で求められる人物像を事前に把握しておくことで、採用担当者の関心を引く志望動機にできるでしょう。高級レストランならホスピタリティ、大衆居酒屋なら社交性など、求められる人物像はお店によって異なります。

    たとえば、外国人観光客に人気な飲食店を志望する場合「語学力を活かし、日本のおもてなしを体験してもらいたい」と伝えることで、お店とマッチしていると思ってもらえる可能性が高いでしょう。

    志望する飲食店がどのようなスタッフを求めているのか、実際に店舗に行って雰囲気や働いている人を見ることもおすすめです。

    フレームワークを活用する

    志望動機の構成は、フレームワークを活用することで効率的に組み立てることができます。フレームワークの流れは、以下の通りです。

    1. 志望動機の結論
    2. 具体的なエピソード
    3. なぜその飲食店なのか
    4. 入社後活かせること

    上記のフレームワークを活用することで、伝えたい要点をまとめて採用担当者に伝わりやすい志望動機を構成することができます。

    【例文解説付き】飲食店正社員の志望動機

    正社員

    飲食店正社員の志望動機について、業種別に例文と書き方のポイントを解説します。

    例文1|カフェのホールスタッフ

    私は接客を通してたくさんの人を笑顔にしたいと考え、貴店を志望しました。
    私は貴店が提供しているパンケーキが大好きで、誕生日やお祝いごとがあるたびに友人と楽しんだ経験があります。何度食べても嬉しい気持ちにしてくれるパンケーキを、私も提供する側になって働きたいと強く思いました。
    お店に伺った際には、お客様が笑顔で食事をしている姿だけでなく、楽しそうに働くスタッフの方も印象的でした。
    私も貴店の一員となり、笑顔で接客をし多くのお客様をおもてなししたいと考えています。持ち前の明るさとコミュニケーション能力を活かし、売上に貢献できるよう頑張ります。

    書き方のポイントは以下の通りです。

    • パンケーキを食べたエピソードや入れることで、その飲食店でないといけない理由がアピール出来ている
    • 売上に貢献」と前向きな意欲を伝えている

    例文2|高級レストランのホールスタッフ

    私は、貴社の素晴らしい接客に憧れを持ち志望いたしました。
    以前、貴社に家族と伺った際に、スタッフの細やかな気配りや居心地の良いおもてなしに感動したことをよく覚えています。
    お店を出た後も、父と母が楽しそうに会話をしていました。それを見て、このレストランのように食事だけでなく、人々の心に残る接客を私もしたいと考えました。
    前職ではホテルのフロント業務で、幅広い年齢層のお客様の対応を経験しました。
    前職で培った柔軟性やおもてなしの気遣いを活かし、丁寧な接客で、たくさん感動をお客様にお届けしたいと考えています。

    書き方のポイントは以下の通りです。

    • 志望動機を具体的なエピソードを交えて明確にしている
    • 前職で身につけたスキルをアピールしている
    • 「感動を届けたい」と飲食店の視点に立った話をしている

    例文3|居酒屋の調理スタッフ

    私が貴社を志望した理由は、調理が好きということを活かしたいと思ったからです。
    昔から料理をすることが好きで、高校生から大学生まで近くの居酒屋で調理のアルバイトをしていました。大学時代には新しいメニューを提案し、試行錯誤をした経験もあります。
    貴社を志望したのは、充実したメニューやスタッフのアイデアが感じられる料理が好きで、自分も携わりたいと強く思ったからです。
    これまでアルバイトで得た知識や経験を活かして、一つ一つの調理を丁寧にし、お客様に満足していただくことで貴社に貢献したいと考えています。また、一人前になったらメニュー考案など、幅広く活躍したいです。

    書き方のポイントは以下の通りです。

    • 料理に関する実績を伝えている
    • お店の料理に対する魅力を伝えている
    • 過去の経験から入社後に活かしたいことを明確にしている

    例文4|パン屋の調理スタッフ

    私が貴社を志望した理由は、パン作りが大好きなことと地産地消という企業理念に共感したからです。
    私はパン作りはもちろんパンを食べることも好きなので、さまざまなパン屋を巡りましたが、貴社で食べたパンは大変美味しく、原材料にも強いこだわりを感じました。
    また、前職ではホテルにてパン製造を3年間経験し「パン製造技能士」の資格も取得しました。
    私はパンを通して、私は自分が育ったこの街を元気にしたいと考えています。入社したら、貴社のパン作りへのこだわりを習得し、地域の方に喜んでもらえるパンをお届けしたいです。

    書き方のポイントは以下の通りです。

    • 自分のやりたいことがお店の理念とマッチしている
    • 活かせる実績や資格をアピールしている

    例文5|飲食店の経営スタッフ

    私は、全国に多くの店舗を展開する貴社で店舗経営を学びたいと考え志望しました。
    私は、飲食店のホールスタッフを5年経験し、責任感が認められたことから店長を任せていただきました。売上管理からスタッフのマネジメントなど多岐に渡る業務を経験しました。
    前職での経験から店舗運営に興味を持ち、より規模の大きい貴社でスキルを活かしたいと考えております。
    貴社に入社しましたら、店舗作りはもちろん、売上を上げる方法や集客方法を積極的に提案していきます。

    書き方のポイントは以下の通りです。

    • 経験してきたエピソードを具体的に伝えている
    • 「売上を上げる方法」「集客方法」など、どのように貢献するのかを伝えている

    【NG例文解説付き】飲食店正社員の志望動機

    正社員

    志望動機の例文にあるNGな部分を、どのように改善すべきなのかについて解説します。

    NG例文1|企業が採用するメリットがない

    私は昔から人を笑顔にすることが得意なので、好きなことを仕事にしたいと思い貴社を志望しました。スキルや経験があまりないので、貴社でたくさん学ばせてもらい、どんな期待にも応えられる人間として成長したいと考えています。
    接客は人を喜ばせることができる場だと思うので、貴社に入社したら頑張って働きますのでよろしくお願いします。

    自分の希望ばかりの内容では、企業側は採用するメリットを感じられません。「学ばせてもらう」などの受け身と捉えられる表現は避けましょう。

    スキルアップに対する意欲を伝えることもよいのですが、まずは働く意欲を伝えることが大切です。自分の希望に加え、自身を採用することで企業にどのようなメリットがあるのか、貢献できることを具体的にアピールしましょう。

    NG例文2|職種とマッチしていない

    (募集要項がホールスタッフの場合)
    私は料理が趣味ということを活かし、ぜひ貴社で働きたいと思っています。私は貴社が提供しているうどんが大好きで、外食をする際には貴社に食べに行くことが多くありました。
    うどんのお店は多いですが、貴社のうどんは大変美味しく他にはないこだわりを感じたため、自分も貴社のうどん作りに貢献したいと感じました。貴社に入社後は、趣味の料理を活かして本気で仕事をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

    募集しているのがホールなのに対し、この志望動機では調理スタッフの内容になっています。

    ホールスタッフとして応募する場合には、料理ばかりではなく接客などのホールスタッフの仕事内容に触れるようにしましょう。

    NG例文3|待遇面を志望理由にしている

    給与が高く休日も多いので貴社を志望しました。過去に居酒屋でアルバイトをしていましたが、給与も低く休みもほとんどありませんでした。そのため、就職をするなら良い待遇の職場を選ぼうと思いました。
    貴社の福利厚生などの待遇面でとても魅力を感じ、ぜひ貴社で働きたいと思い志望いたしました。

    志望動機が、給与や福利厚生になってしまっているため良い印象を与えることはできません。待遇面は企業にとっての強みですが、志望動機では、給与や福利厚生などの待遇についてのアピールはしない方が望ましいです。

    「料理のアイデアが豊富」や「きめ細かな接客が魅力」など、飲食店ならではの強みに触れ、そのお店で働きたいという熱意を伝える必要があります。

    飲食店の志望動機は自己分析が大切

    飲食店の志望動機について紹介しました。志望動機は、履歴書の中でも採用担当者が重要視する項目です。まずは志望動機を明確にし、フレームワークを活用することで、書類選考の通過率を上げることができます。

    もし志望動機が思いつかないと悩んでいる場合には、転職エージェントを活用するのもおすすめです。フードコネクトでは飲食業界の知見が深い、熟練のキャリアアドバイザーが転職サポートを行っています。

    執筆者

    フードコネクト運営事務局

    生鮮業界・飲食業界に特化した転職エージェント。主にスーパー量販店・鮮魚専門店・精肉専門店・食品工場向けに、鮮魚・精肉・青果・惣菜・食品などの専門技術や経験を有したスペシャリスト人材を紹介しています。

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