スーパーの売上ランキング10!業界動向を解説【2025年】

更新日: 2025/05/22

公開日: 2025/05/22

「スーパー業界で売上が高いのはどの企業だろう?」と気になっていませんか。本記事では、2024年のスーパーの売上ランキングトップ10(2025年4月作成)を紹介します。 あわせて、業界全体の市場規模や総従業員数といった基礎データもくわしく解説。 2024年の年間総売上高が前年比で増えているといった動向や、スーパーの仕事内容についてもふれています。

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目次

  • 全国スーパーの売上ランキング
    • 全国スーパーの売上ランキングトップ10
  • スーパー業界の基礎知識【2025年】
    • スーパー業界の市場規模
    • スーパー業界の概要
    • スーパー業界の人事環境
  • スーパー業界の動向【2025年】
    • 24年の年間総売上高は前年比プラス
    • ネットスーパー市場がさらに拡大
    • 原価・人件費UPと節約志向に対応
  • スーパーの仕事内容とは
    • 精肉・鮮魚の加工|肉や魚の切り分け
    • 販売スタッフ|接客やレジ打ち
    • 店長|店舗運営を行う
  • スーパー売上ランキング外でも優良企業は多い

全国スーパーの売上ランキング

買い物している女性

全国のスーパーの売上ランキングトップ10を紹介します。

全国スーパーの売上ランキングトップ10

2024年のスーパーの売上ランキングトップ10は下表のとおりです。

順位社名売上高特徴
1イオンリテール1兆8,419億1,200万2024年は1万9,751円の賃上げに成功した総合スーパー。
2イトーヨーカ堂8,149億6,400万セブン&アイ・HDの子会社で成長戦略に取り組む
3ライフコーポレーション8,094億7,200万  食品スーパーで売上高1位。大阪発地域密着型スーパー。
4フジ(連結)8,010億200万売上高は対前期比2.0%アップ。大きく躍進
5ユナイテッド・スーパーマーケット・HD(連結)7,066億5,700万マルエツやカスミ、いなげやを展開
6オーケー(連結)6,238億1,300万2024年に関西初進出。JCSI顧客満足度調査1位
7ヤオコー(連結)6,195億8,700万ヤオコー単体で35期連続の増収増益につなげる
8アークス(連結)5,915億5,700万18.3%純利益増。店着時間が柔軟なゆとり配送導入
9イオン九州(連結)5,103億1,700万店舗リニューアルや賃上げ、先行投資が盛ん
10ヨークベニマル4,799億3,100万2024年の売上高と経常利益は過去最高

売上高ランキング1位は、総合スーパーを展開しているイオンリテールでした。食品スーパーのなかで、1番売上高が高かったのはライフコーポレーションです。
※売上高は、各社の有価証券報告書と企業公式サイトなどを参考にしました。掲載企業に関しては、可能な限り多数の企業を確認しましたが、全ての企業の実態を反映したものではありません。(調査日:2025年4月21日)

スーパー業界の基礎知識【2025年】

肉をとる

スーパー業界に関する基礎知識を紹介します。

スーパー業界の市場規模

2025年4月15日に更新された経済産業省の「商業動態統計調査」によると、2024年のスーパーの販売額は、16兆529億円でした。2016年からの販売額の実績を下表にまとめました。

西暦販売額
2016年13兆2億円
2017年13兆496億円
2018年13兆1,609億円
2019年13兆983億円
2020年14兆8,112億円
2021年15兆41億円
2022年15兆1,533億円
2023年15兆6,492億円
2024年16兆529億円

参考:商業動態統計|経済産業省

新型コロナウイルスが流行し始めた2019年以外、スーパー業界の販売額は、年々増えていることが分かります。

スーパー業界の概要

全国スーパーマーケット協会の「2025年版スーパーマーケット白書」によると、スーパー業界の店舗数や総従業員数などは以下のとおりです。

店舗数23,039店舗
総従業員数約109万人
企業数856社
1日客数(※1)1,675人/1,800人(平日/土日)
客単価(※1)2,191円/2,555円(平日/土日)
1人あたりの買上点数10.0点/11.0点(平日/土日)

参考:2025年版スーパーマーケット白書|全国スーパーマーケット協会
※1.売場面積1200~1600㎡の店舗データ

スーパーの販売額は前年度より増えていますが、スーパーの店舗数は前年比で30店舗以上減少しています。スーパー業界の再編が進み、効率的な店舗運営につなげていることが考えられます。

スーパー業界の人事環境

スーパー業界の人事環境について解説します。

2024年2023年
1店舗あたりの正社員数14.0人14.9 人
1店舗あたりの管理職人数2.9人3.2 人
パート・アルバイト※248.6人36.5人
初任給(大卒/高卒)212,154円/184,495 円204,174 円/178,108 円
正社員平均賃金の前年同期比103.1 %102.2 %

参考:2025年版スーパーマーケット白書|全国スーパーマーケット協会

参考:2024年版スーパーマーケット白書|全国スーパーマーケット協会

※2.売場面積1400㎡あたりのデータ
2024年の大卒の初任給は212,154円でした。2023年の初任給は前年比102.2%アップで、2024年はさらに103.1%アップしています。
正社員数は0.9人減っているものの、パート・アルバイトは前年比で12.1人増えています。

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スーパー業界の動向【2025年】

パソコンを触る男性

スーパー業界の動向について紹介します。

24年の年間総売上高は前年比プラス

日本チェーンストア協会によると、会員企業(47社、9,442店)の2024年の総販売額は、13兆307億円あまりです。既存店の総販売額は前年度と比べて2.7%増えました。5年連続での前年比プラスです。
また、食品スーパーの業界3団体がまとめた2024年の食品スーパーの総売上は12兆6,868億円で、前年度と比べて3%アップしています。2年連続での前年比プラスでした。
2023年に新型コロナウイルスが5類に移行したため、外食が増えて内食(スーパーなどで食材を買い自宅で料理して食事すること)が減るのではないか、と心配されていましたが、総売上は伸びました。

ネットスーパー市場がさらに拡大

2024年は、ネットスーパー市場がさらに拡大しました。共働き世帯の増加にともない、ネットスーパーが今後も増えていくと予想されています。富士経済の調査による2023年のネットスーパーの市場規模と2025年の予想は下表のとおりです。

2023年実績3,040億円
2025年予想3,710億円(2023年比で約2割増し)

参考:富士経済|国内のEC市場、ネットスーパー市場などを調査

ネットスーパー市場は、2023年と比べて2025年には2割以上の成長が見込まれています。

原価・人件費UPと節約志向に対応

スーパーが仕入れる食材などの原価は上昇し、従業員の賃金の引き上げも続いています。スーパー業界の総売上高は伸びていますが、コスト増で利益確保に悩んでいるスーパーもあります。
一方で、消費者の節約志向はますます高まっていて、かんたんには商品価格が上げられない状況です。そのため、スーパーは運営コストの上昇と価格転嫁のむつかしさのはざまで、さまざまな対策を求められています。
2025年4月18日に総務省が発表した消費者物価指数の生鮮食品を除く総合指数は108.7%で、前年比2.7%の上昇となりました。さまざまなモノが値上がりしているなか、スーパーでもある程度の値上げは避けられない面がありますが、自助努力で利益確保につなげようと取り組むところも多いです。

スーパーの仕事内容とは

食品コーナーにいる女性

スーパーの仕事内容を紹介します。

精肉・鮮魚の加工|肉や魚の切り分け

スーパーの仕事のなかには、精肉や鮮魚の加工という仕事があります。精肉・鮮魚の加工のおもな仕事内容は下記のとおりです。

仕事内容
肉や魚の切り分け包丁で肉や魚を切り分ける。薄切り用のスライサーやミンチにするチョッパーという機械を使うこともある
値付け切り分けた魚や肉をパック詰めし、値札を貼り付ける。商品の品出しの最中に、お客様から調理方法について聞かれることも
掃除作業場の掃除や清掃を行なう

肉や魚の切り分けは技術が必要な仕事のため、技能手当が支給されることもあります。給料は、スーパーや経験によって異なりますが、月給25~35万円でボーナスが年4回出るところもあります。勤務時間は、6時~22時までのシフト制で、8時間勤務の職場も多いです。

販売スタッフ|接客やレジ打ち

販売スタッフは、スーパーの売場で接客やレジ打ちをする仕事です。おもな仕事内容をまとめました。

仕事内容
接客お客様の質問に答えたり、商品の場所を案内したりする
レジ打ちレジで会計を行なう。セルフレジでは、カゴに入らない大きな商品に「購入済み」のシールを貼るほか、操作に戸惑っているお客様をサポートすることもある
品出し売場に商品を補充し、陳列を整える。スーパーの開店前にも品出しは行なわれる。開店前は接客がなく、自分の持ち場でもくもくと働くことも多い

多くのスーパーのレジでは、自動釣銭機を導入しています。お釣りは機械から自動で出てくるので、お釣りの渡し間違いが起きにくいです。電子マネーで購入するお客様も多く、レジ誤差などに対する不安は以前に比べて軽減されています。

店長|店舗運営を行う

店長は、スーパーの運営を任されている役職です。年収はスーパーによって異なりますが、大型店のスーパーの場合、43歳ほどで1,000万円に到達するところもあります。店長の仕事は以下のような管理業務が多いです。

仕事内容
商品管理商品が売れるように、仕入れ・販売の計画を立てて販売促進の企画を立てる。スーパーによっては販売促進担当者がいるので、店長は指示だしがメインの仕事になることもある
人事管理スタッフのシフト作成や作業の振り分け、人材採用の面接などを行なう。スタッフの教育のほか、スタッフが働きやすいように職場環境を整える
売上管理売上データを集め、分析する。商品の売上を予測し、計画を立てる。

スーパーの店長を経験することで、経営管理のスキルが身につきます。

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スーパー売上ランキング外でも優良企業は多い

スーパーの売上ランキングを紹介しました。2024年は売上を伸ばしたスーパーが多数みられました。
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執筆者

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