「スーパーの総菜部門の正社員はどんな仕事をするんだろう?」と感じていませんか。
惣菜部門は、調理・品出しにくわえパートさんへの指示を担当します。
現場を支えて、段取りとチームワーク力が活かせる仕事です。
調理未経験でも、マニュアルを見ながら少しずつ成長できる環境のスーパーが多いです。
仕事内容やメリット、大変なことについて解説します。
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目次
- スーパーの惣菜コーナーの仕事内容
- 調理・品出し・清掃など
- 現場の指示や新人教育(OJT)
- 発注・数値管理・在庫管理
- スーパーの惣菜の仕事のメリット
- チーフとして出世していくと年収700万以上となることも
- 調理はマニュアル化されてて覚えやすい
- 売上目標達成でやりがいにつながる
- お客様やスタッフから感謝される
- 飲食店経験が活かしやすい
- スーパーの惣菜の仕事できついこと
- 覚える仕事内容の幅が広い
- 時間に追われることが多い
- 衛生面に責任感をもつ必要がある
- スーパーの惣菜の仕事に向いている人
- 「食」に関して興味がある人
- チームで仕事するのに抵抗がない人
- 計画を立てて行動することが好きな人
- スーパーの惣菜の正社員はやりがいがある
スーパーの惣菜コーナーの仕事内容

スーパーの惣菜部門は調理や、新人教育、発注などが仕事です。
厚生労働省の「job tag」によると、スーパーの総菜製造の年収は366万2,000円で、スーパーの食品部門のバックヤード作業員の年収は345万4,000円です(※1)(※2)。
スーパーの総菜部門の具体的な仕事内容についてくわしく解説します。
※1:参考:厚生労働省「総菜製造」2025年8月
※2:参考:厚生労働省「バックヤード作業員(スーパー食品部門)」2025年8月
調理・品出し・清掃など
スーパーの総菜部門(デリカ)での代表的な作業を下表にまとめました。
仕事 | 内容 |
---|---|
調理 | 惣菜やお弁当のおかずを調理し、パックに盛りつける |
品出し | スーパーの惣菜コーナーの売り場に商品を陳列して整理し、消費期限が近い商品に値引きシールを貼る |
清掃 | 調理場や売り場の棚を清掃する |
スーパーによっては、惣菜の品数が300アイテムにのぼるところもあります。
すべての惣菜を店内で調理しているわけではなく、一部はデリカセンターという惣菜を製造する専門工場で調理して、店舗に納品される仕組みになっています。
現場の指示や新人教育(OJT)
総菜部門の正社員は、日々の調理や品出しにくわえ、現場の段取りの指示出しや、新人教育(OJT)を担当します。
たとえば、その日の惣菜部門の作業計画を立て、担当を割り振り、売れゆきを見ながら商品の補充や値下げを現場に伝えます。
新人教育では、OJTという実際の仕事を通じて研修を行なうことが一般的です。
主任が最初にやり方のお手本を見せて、新入社員も一緒に行ない、できるようになってきたら本人に任せるという流れです。
発注・数値管理・在庫管理
惣菜部門の仕事のなかでも、発注や在庫管理などの管理業務は重要です。
具体的な作業内容をまとめました。
- 原材料や資材の発注
- 売上目標達成に向けた計画の立案
- 客数と商品の売れ行きを見込んで、製造量や製造にかかる時間、人員数を考える
- ロスを減らす計画の立案(商品破棄のロスと売り切れにより販売機会のロス)
総菜部門の主任は、このような事務作業をパソコンで行います。
スーパーによっては、原材料の発注や特売商品の計画はバイヤーが行うところもあります。
スーパーの惣菜の仕事のメリット

スーパーの惣菜部門で働くと、調理スキルが身につきます。
調理の作業内容はマニュアル化されているスーパーがほとんどのため、未経験で挑戦しやすいことも魅力です。
チーフとして出世していくと年収700万以上となることも
スーパーの惣菜部門でチーフとして出世していくと、年収700万以上となることもあります。なかには、年収1000万以上となるケースもあります。
特に大手のスーパーは売上規模も多く、現実的に目指せる年収帯です。
チーフとまでいかずとも、惣菜部門の経験者であれば年収500万円水準を目指せるスーパーもあります。
実際にフードコネクトの転職支援でも、転職によって年収1,000万超えを叶えた方もいます。
もしあなたが惣菜部門のご経験をお持ちで、今の職場にお悩みがあったらぜひフードコネクトにご相談ください。
調理はマニュアル化されてて覚えやすい
惣菜部門では、作業の手順が書かれた写真つきのマニュアルや、掲示物を見ながら調理します。
また、惣菜部門の調理は、以下のようにいくつかの担当に分けられています。
- 揚げ物担当(てんぷらなど)
- 丼もの担当(かつ丼など)
- パック詰め担当(弁当など)
- 鉄板料理担当(焼きそばなど)
- オーブン料理担当(焼き魚など)
担当は日替わりでローテーションするスーパーが多く、同じ日にいくつもの担当を同時進行で行なうわけではありません。
売上目標達成でやりがいにつながる
惣菜部門の正社員は、販売計画を立てて現場を動かし、数字で成果を確認できる仕事です。
お客様のニーズや、天候、季節をふまえて販売計画を立て、現場を回しきって目標を達成した瞬間には、大きなやりがいと達成感を感じる方が多いです。
また、総菜部門は商品の品数が多いため、個別の成果が見えやすいという特徴もあります。
全体の売上目標が達成できなくても、特定商品の売上が社内ランキングの上位に入れば、努力が評価されるためモチベーションにつなげられます。
お客様やスタッフから感謝される
スーパーの総菜部門は、食卓を支えるインフラのような存在で、地域の人たちから必要とされています。
そのため、お客様から感謝されたり「○○が美味しかったよ」と声をかけてもらったりすることもあります。
実際に惣菜の市場は拡大していて、食品新聞の報道によると、2024年の惣菜市場規模は11.2兆円で前年と比べて2.8%増えました。
市場が拡大している背景には、惣菜の種類が増えて、味が美味しくなっていることが挙げられます。
また、正社員は調理や品出しの応援に入ることがあるため、アルバイトやパートのスタッフから感謝されることが多いです。
※3:参考:食品新聞「惣菜市場、昨年は2.8%増 11.2兆円に」2025年8月
飲食店経験が活かしやすい
もしあなたが飲食店での経験をお持ちであれば、スーパーの惣菜部門でも活躍できる可能性が高いです。「食に携わる」という経験を活かせるためです。
具体的には飲食店経験の下記のようなポイントが活かせます。
1. 調理スキル・仕込み力 | 飲食店で培ったスピード感ある調理技術、段取り力は総菜部門でも即戦力。 |
2. 衛生管理・品質管理 | 飲食業界ではHACCPなどの衛生基準が厳格に求められるため、その経験が総菜部門の食品衛生や鮮度管理にも直結する。 |
3. 接客・顧客理解 | 飲食店経験者は「お客様がどんな味や見せ方を好むか」を知っている。 総菜部門の商品企画や陳列で「売れる見せ方」につながる。 |
4. チームワークと現場マネジメント | 厨房やホールでの分業・連携経験は、総菜部門のバックヤード業務やパート・アルバイトの管理にも活かせる。 |
5. 繁忙対応力 | 飲食店でのランチ・ディナーのピーク対応経験はスーパーの夕方など“ピークタイム”の大量調理や販売に活かせる。 |
6. 原価・ロス意識 | 飲食店では食材を無駄にしない工夫が必須。総菜部門でも歩留まりや値引き判断などコスト管理に役立つ。 |
7. 商品開発センス | メニュー開発や日替わりランチの経験が、「新しいお惣菜メニュー提案」や地域ニーズに合った商品作りに転用できる。 |
飲食店での調理経験や、衛生管理をしていた経験、また繁忙時のチームマネジメント経験など活かせるポイントがたくさんあります。
また、飲食店勤務時に比べると、スーパーの惣菜部門は夜勤などの対応があまりないため、「食に関わりたいけど、生活や家庭とのバランスも保ちたい」と考える飲食店経験者にとってはおすすめできるポジションです。
スーパーの惣菜の仕事できついこと

スーパーの総菜の仕事は、工程が多くて、やることが多彩なため、「覚えることが多い」「時間に追われる」と感じる方がいます。
また、食品を扱っているので、衛生管理はきちんとしなくてはいけません。
これらの具体的な内容について、分かりやすく説明します。
覚える仕事内容の幅が広い
スーパーの総菜部門の正社員は、調理や現場への指示、管理業務など仕事の幅が広いです。
そのため、覚えることが多くてきついと感じる方はいます。
出来上がった商品に値札のシールを貼るという作業ひとつとっても、商品の名前を覚えて、値札を発行する機械の扱いを覚え、適切な値札シールを発行して貼るという工程があります。
事務作業のためには、パソコンの操作も覚えなくてはいけません。
ただし、これらは回数をこなすごとに覚えられるうえ、現場やスタッフを管理した経験やパソコンを使った事務作業経験はスーパー以外の業界でも評価されるスキルになります。
時間に追われることが多い
スーパーの惣菜部門は、時間に追われることが多いです。
とくに、スーパーの開店前やランチタイム(11時~13時ごろ)、夕方(16時~18時ごろ)は忙しいです。
お昼ご飯を買いに来るお客様に対して、品切れを起こさないように急いで作って品出しする必要があるため、スピードが求められます。
朝の開店前の忙しさと夕方の忙しさは違うので、スーパーのバイト経験のある学生が正社員になったとき、とまどうこともあるようです。
衛生面に責任感をもつ必要がある
スーパーの惣菜部門で働いている場合、HACCPという衛生管理手法にそった衛生管理が求められます。
惣菜部門の衛生面で注意したいポイントはこちらです。
- 作業台や手指の清潔さ
- 揚げ物をする際の温度管理
- 商品陳列時や保管時の温度管理
- 料理をパック詰めするときの異物混入の防止
- 自分の体調管理
清掃や洗浄の作業は体力を使うという面もあります。
一方で、惣菜部門は衛生的な環境で働けるうえ、衛生観念を育むことができ、自分の体調にも意識がいくようになるという利点もあります。
スーパーの惣菜の仕事に向いている人

スーパーの惣菜の仕事に向いている方の特徴を3つ紹介します。
「食」に関して興味のある方やチームワークで働くことに抵抗のない方、計画的に行動することが好きな方です。
それぞれの特徴について丁寧に解説します。
「食」に関して興味がある人
「食」に関して興味がある方は、惣菜の仕事に向いています。
スーパーの総菜部門は、野菜や肉、魚など多様な食材を扱って、料理を提供する仕事なので、「食」に興味があれば、仕事そのものを楽しんで続けやすくなります。
おいしく調理する方法や、見栄えよくパックに詰めて並べるポイントまで学ぶことが可能です。
また、惣菜部門によっては、販売している商品の味を知るために、試食できるところもあります。
新商品や季節の料理などを作って、見て、試食を通じて味のチェックができる職場は、食が好きな人にとって魅力的です。
さらに、スーパーの惣菜部門で働いた場合、条件を満たせたら、国家資格である調理師免許の受験資格が得られて資格取得につながるケースもあります。
チームで仕事するのに抵抗がない人
惣菜部門は、工程ごとに役割が分かれていて、チームで協力して動くことが多い仕事です。
野菜や果物をカットする担当、揚げ物する担当、詰める担当、などそれぞれのスタッフが役割をもっていて、みんなでひとつの商品を作り上げていきます。
そのため、チームワークに抵抗がない方に向いています。
また、惣菜部門には、さまざまな年齢層や働き方のスタッフが働いています。
40,50代のパートや、20代前後の学生アルバイトなどが一緒に働くため、チームワーク向上のためのこまやかな声掛けや引き継ぎ、安全確認などのコミュニケーションが大切です。
正社員は、スタッフをまとめて、チームリーダーのようにみんなをひっぱっていく役割を担当します。
計画を立てて行動することが好きな人
スーパーの惣菜部門の正社員は、計画力と行動力のある方に向いています。
なぜなら、惣菜部門の仕事では、売上・作業にかかる時間・人員配置など複数の要素を考えて、計画を
立案して現場を動かし、振り返りをする力が求められているからです。
とくに惣菜部門においては、ほかの部門と比べてスタッフの人数が多いため、いつどこに何人配置するかといった段取りが、作業効率や売上に影響することもあります。
そのため、朝・昼・夕に必要な人員数を把握して、スムーズに作業できるよう計画することは大切です。
自分の立てた計画がぴたりとはまれば、次への工夫や仕事へのモチベーションになり、スーパーによっては昇格や昇給につながることもあります。
スーパーの惣菜の正社員はやりがいがある
スーパーの惣菜部門の正社員はやりがいがある仕事です。
仕事を通じて料理のスキルが上がり、国家資格である調理師免許の取得につながることもあります。
販売計画を立てるようになれば、売上目標が達成したときの達成感も感じられるようになります。
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